【節分】豆まきが落花生の由来と地域!年の数の数え方も紹介

 

「鬼は外、福は内」とみなさん楽しそうに節分の豆まきをしています。

一緒にやらせていただけることになって受け取った豆、意外ッ!それは落花生ッ!

決してジョークではなく節分の豆まきに落花生を使う地域がありますので、今回はそちらの由来も含めてご紹介。

それから間違いがちな節分の豆を食べる「年の数」の数え方も併せてご紹介します。

節分の豆まきに落花生

 

日本で初めて落花生が栽培されたのは1871年の神奈川県大磯町ですが、現在では千葉県が国内の約75%の生産量を誇っています。

そして一般的に節分の豆まきで使われるのは炒った大豆。ちなみに大豆の国内生産量トップは北海道で、国内の大豆生産量のうち約25%は北海道産です。

豆ということ以外の共通点が見えないこの2つが、なぜ節分で出会うことになったのでしょうか。

豆まきに落花生を使用する地域は北海道、東北、北陸、信越といった北側の地域に多く見受けられますが、南九州といった離れた地域でも確認されています。

落花生を豆まきに使うのには南北の地域を問わず合理的な由来があります。

  • 拾うのが楽。
  • 投げた後、地面に落ちても食べられる。

更にここから南北の地域で由来に若干の違い、というか加わるものがあります。

 

北の地域の由来

北の地域では先に挙げた由来に加えて、

  • 落花生なら雪の上に落ちても見つけやすい。
  • 高カロリーなので雪国にはうってつけな食べ物である。

といった由来が加わります。

ちなみに北海道で豆まきに落花生が使われ始めたのは昭和30年ごろからで、それまでは大豆を使っていたそうです。

 

南の地域の由来

南の地域と言っても南九州なのですが、これは最初に挙げた由来に加え、鹿児島県が落花生の生産を早くに始めたことが由来のようです。

落花生は明治7年に日本政府がアメリカから種子を導入して栽培を奨励を始めていますが、これより先の明治4年には横浜で中国人から入手した種子で既に栽培が始まっていて、その後から千葉、茨城、静岡、鹿児島などで栽培されるようになりました。

しかし国内の落花生のうち約75%を生産するぶっちぎり1位の千葉県も、2位…といっても生産量は国内の約10%とかなり離されている茨城県も節分の豆まきには大豆を使います。

…使わないんです、ツートップは落花生…

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食べる豆の数「年の数」の数え方

 

歳の数といっても、もちろん今から「1」の読み方を「いち」と教えるつもりはありません。

あ、でも「7」を「しち」って読むのは聞き間違えるからやめて欲しいです。

それは置いておいて、年の数の数え方です。

例えばあなたに7歳のお子さんがいたら、豆はいくつあげますか?

節分の風習が始まった頃はまだ年の数え方が「数え年」、つまりは「満年齢+1」で数えていました。

というわけで古い風習を尊重するのであれば年の数え方は数え年となり、7歳のお子さんには8個の豆をあげます。

「いやーそうかそうか数え年だから+1か」なんて思っていたら、満年齢に+1するのは「来年まで健康でいられるように」という由来も発見。

今更節分の豆まきを始めた人に会えるわけもないので100%の真実は過去に置かれたままですが、とりあえず満年齢+1で食べておけば問題なさそうです。

もちろんこれを守らなければ爆発するわけでもないので、満年齢の数だけ豆を食べてもOKです。

 

落花生の数え方

で、気になるのが落花生の数え方。

豆まきに使用する豆が、大豆であれば数え方はわかりやすいです。

しかし、落花生になるとどうでしょう?

落花生の豆は殻に入っているので、

  • 一房で年の数を1と数えるのか
  • 中の豆で年の数を1と数えるのか

迷うのはこれらのどっちかではないでしょうか。

落花生の年の数え方について調べてみると、これに関してはどっちで年を数えても良いとのことです。

豆をいっぱい食べたいから、という理由で一房を1と数えている家庭があったりするので、明確なルールはないというのが一般的。

落花生の年の数え方として多いのは、一房を1と数えるパターンだそうです。

 

節分の豆まき、落花生と年の数え方まとめ

所変われば節分の豆まきも変わり、食べ物を無駄にしないという意味では落花生まきこそ正しい姿に見えてきます。

節分の豆まきは邪気を払うことが目的ですし、その豆を体に取り入れることで邪気がよってくるのを防ぐことができます。

しっかりと自分の年の数え方を覚えて、次回の節分まで健康でいたいものですね。

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