ペットボトルの飲みかけはいつまで飲める?細菌の量を調査

 

今の時代、ペットボトルは男女や年齢が関係ないくらい、誰もが使っている物です。

直接口をつけて飲むことが出来て、一度にすべてを飲み切らなくてもキャップがある。その特徴から、ペットボトルは持ち運びに便利です。

しかし、ペットボトルの中に残された飲みかけの飲料がいつまで安全に飲めるのか、ご存知ですか?

知らないまま飲んでしまっていると、本当は危険なのです!

ペットボトルの飲みかけはなぜ危険?

いつまでに飲むなんて、無くなるまでじゃないの?

そう思ってしまうかもしれませんが「いつまで」を気にすることは重要です!

なぜそこまで「いつまでに」と期限を示すのかと言うと、ペットボトルの飲みかけが危険なのは、人の口から入り込んだ細菌が、ペットボトルの中で増殖するからです。

細菌の危険性は知っていても、つい「少しだけなら」と思ってしまうこともありますよね。

正直に言うと、細菌が増えると言われても、それって具体的にいつまで?というのが本音。

それでは、ペットボトルの飲みかけはいつまで安全に飲めるのか、調べてみましょう!

 

スポンサーリンク

ペットボトルの長所と短所

ペットボトルの特徴の一つに「キャップが出来る」ことがありますね。

上記にもありますが、ペットボトルは一度にすべてを飲みきらなくても、キャップを閉めたらこぼれることはないです。

飲みかけが残っていても、いつまでも持ち歩いて、飲むことが出来ます。

そのため、長時間で数回に分けて飲むことも可能です。

 

そもそもペットボトルは、多くの飲料を入れられる容器として作られたと言われています。

昔は1リットル1.5リットルのペットボトルが大半でした。

なので、ペットボトルの飲料は複数人がグラスに分けて飲んでいたということです。

つまり、ペットボトルが作られたときには、ペットボトルに直接口をつけて飲む、ということは考えられていなかったのではないかと思います。

グラスに分けて飲むなら、ペットボトルの中に人の口の細菌が入ることはないですね。

そのため、保存さえしっかりしていれば、いつまで安全に飲めるのか、ということはあまり気にされてなかったのかもしれません。

 

ペットボトルには缶には出来ないキャップがあります。

そして昔多く使われていたボトル瓶より衝撃に強く、とても軽くいつまでも持っていられます。

原材料も少なくて済みます。

その便利さからペットボトルはあっという間に発展国で広まったのです。

そしてやがて「いつまでも、より持ち運びのしやすい、小さなサイズのペットボトル」も開発されたのではないでしょうか。

 

飲料の中での細菌の繁殖

 

飲み物や食べ物は空気に触れると、細菌や温度の影響から何かしらの変化が起こるものです。

その変化の仕方は食品でそれぞれ違いますし、悪いように変化しない物もあります。

変化する時間も違うでしょうし、見た目ではいつまでも変わらないように見えます。

しかしそれは逆に、いつか人に悪い影響を与える菌が生まれることもあるということです。

それはペットボトルの飲料も例外ではありません。

ペットボトルはキャップが出来るので、ペットボトルの飲料は小さいサイズでも、一度ですべて飲み干すことは少ないはずです。

人の口の中には700を超える細菌があると言われています。

口の中にある細菌のすべてが悪い細菌ではないですが、人の体に悪影響を与える細菌が混ざっているのは事実です。

ペットボトルに直接口をつけて飲むと、どうしても人の口の中の細菌はペットボトルの中に入ってしまいます。

 

悪い細菌がいるのになぜ過ごせるのか?

人の口の中に悪い細菌がいるのに、なぜ人は普通に過ごせるのか?

それは口の中の唾液のおかげです。

唾液には悪い細菌の繁殖や症状を抑える効果があるのです。

しかしペットボトルの中に、唾液のように悪い細菌をコントロールするものは、当然ですがありません。

なので、飲みかけのペットボトルをいつまでも持っていると、その中で細菌が増殖してしまうのです。

スポンサーリンク

飲みかけの飲料の細菌の増殖速度

とある会社で、いつまで安全にペットボトルの飲料を飲めるのか、飲みかけの中の細菌の増殖する時間を調べたことがあるそうです。

結果的には、

  • スポーツドリンク→4時間までならば細菌の増殖は少ない
  • ミルクコーヒー→4時間あたりから細菌が増殖
  • 麦茶→2時間後から細菌が増殖。8時間で最初の倍に

 

となりました。

糖分や甘味料などが入っているジュースよりも、麦茶の方が増殖の速度が速いのは意外でした。

これは3種の飲料は温度と湿度が同じ環境の中で調べられたものですが、温度や湿度でも細菌の増殖速度は変わるようです。

夏場のように暑い時には、ペットボトルの飲みかけには注意をするべき、という意識は多くの人にあると思います。

細菌は30度前後の気温が高い環境の中の方が増殖が速いので、この認識は正しいです。

夏は暑いので頻繁に水分を取るでしょうが、その水分に悪い菌が入っていれば、当然体調は崩れます。

ペットボトルは持ち運びやすいので、つい飲みかけの同じペットボトルを長時間持って歩きがちですが、いつまでにそれを飲み終えるのか、注意して飲みましょう。

 

冷蔵庫に入れておけば大丈夫?

暑いのがダメならば、冷蔵庫に入れておけば良いのでは? と思いますよね。

確かに冷蔵庫内で保存していると、ペットボトルの飲みかけの飲料の細菌は、増える速度が落ちます。

ですがそれは「速度が落ちる」だけで、菌の増殖を完全に防ぐことはできないのです。

なので、冷蔵庫に入れておいても飲みかけのペットボトルは菌が繁殖しており長時間の保存はできません。

 

コップに移していれば大丈夫?

口をつけて飲んだペットボトルは細菌が多いのはわかりましたが、口をつけていなければ安心?と思っている方、注意してください。

空気中にも細菌はいるので、一度開けてしまったペットボトルは長時間保存することができません。

口をつけていない、コップで飲んだペットボトルは冷蔵庫で保管している場合でも2〜3日とアサヒの公式ページで言われております。

詳しく説明すると、

  • お茶系:2〜3日
  • 野菜飲料:3〜4日

が目安です。

とはいえ・・・

調べてみたところコップに移して飲んだら1週間くらい大丈夫だろうと1週間以上飲んでいる人が多いようでした。※私もその一部

1週間くらいならば体に大きな害は与えないかもしれませんが、空気中の細菌がすんでウジャウジャしているのであまりおすすめはしません。

 

スポンサーリンク

ペットボトルの飲みかけはいつまで飲めるのか? まとめ

今回の結果として、ペットボトルの飲みかけはいつまで飲めるのか? という問いの答えは、

直接口をつけたペットボトルに残った飲みかけが安全に飲めるのは3~4時間が限度です。

環境によって、細菌の増殖速度に前後はありますが、口をつけて飲んだペットボトル飲料はいつまでも置いておかず、4時間以内には飲みきりましょう

そして、口をつけていないペットボトルもいつまでもおいておくのではなく、3〜4日いないに飲みきりましょう。

また「いつまで安全に飲めるのか?」の「いつまで」をなるべく伸ばす対策はあります。

上記で記しましたが、ペットボトルは一本の飲み物を複数人で分けて飲むように作られたので、それと同じようにグラスなどに分けて飲めばいいのです。

小さなペットボトルでも、口をつけずにグラスに移して飲むと、細菌の増殖は減ります。

しかし、細菌は人の口の中だけでなく、空気中にもいるものです。

グラスに分けて飲んだ、口をつけていないペットボトルでも、細菌の混入を完全に防ぐことはできません。

口をつけたペットボトルの飲料は、その日のうちに飲みきる。

グラスなどに移して飲んでも、いつまでも放置せず、長期間そのままにしておくことは避ける。

これを実践することが大切だと思います。

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。