座高高いね!とよく言われますが、立つと身長が低いので「もっと身長高いと思った」とよく言われます。
足短いんだね!と笑われます。
ほっといて!
では、本当に座高と足の長さは関係あるのでしょうか?
また座高と股下の関係はどうなっているんでしょうか。
みなさん、知っていなければ間違いを大きな声で言っていることになりますので、最後までチェックしてくださいね。
また記事後半では、測定がなくなったある検査についても触れていますので、合わせてチェックしてください。
座高の意味とは
座高とは、お尻の骨や筋肉から頭までの長さを言います。
この座高は、戦争で強い兵士を送り出すため「心臓や内臓大事な臓器がしっかり育っているか、上半身はしっかりしているか確認するため」に測定を行われてきたようです。
それが、ずっと受け継いできたということになります。
また最近までは「机と椅子を選ぶ基準」にしていると言う理由で座高測定が続けられていましたが、実際には現在基準としている学校はほとんどありません。
昔の流れから、身長・体重・座高と調べられているだけだったのです。
股下との関係
座高と股下との関係は、「身長-座高=股下」と思いがちですが厳密には違います。
座高の意味でも記載した通り、座高にはお尻の骨や筋肉も入っているので、身長から座高を引くと股下の長さになるというのは間違いなんです。
また、座高が高いから足が短いと言うのも直接的には関係ありません。
そして、性別・人種問わず身長に対する股下の比率はだいたい45%なので、座高が高いから足が短いと言うことにならないのです。
股下の測り方
ズボンやスカートは脱ぎ靴下も脱いで測ります。(下着はつけてもOK)
足幅を15cmくらい開き、壁または柱に立ち床から股下までが股下の長さです。
また、斜めに測ったり絨毯がひいてある場合は正確ではないので注意してください。
(股下)70.9÷(身長)156=0.454
だいたい45%ということで平均的と言うことになります。
これについては
あなたの足は長い?短い?日本人の平均座高と股下を男女別で紹介
で記載していますのでチェックしてくださいね。
足の長さ
また、股下ではなく足の長さを計りたい時は足の付け根から床までの長さを測ってくださいね。
さほど変わりはないですが、お尻の筋肉や骨などが含まれない正確な足の長さを測ることができます。
座高測定がなくなった理由
ところで皆さん、座高測定がなくなったのはご存知でしょうか?
子供の頃から、身長・体重・座高は学校の身体検査で測ってきましたが、平成27年度で座高測定はなくなったそうです。
座高測定がなくなった理由は、「意味がない」からだそうです。
座高の意味とはで記載した通り、座高を机や椅子の高さの基準としている学校はほとんどないので、「意味がない」となりました。
だったらもっと早くから無くせばよかったのに・・・
座高以外は何を測る?
では、これから身長や体重などの他に何を測るようになるのでしょうか?
激しいスポーツや運動による、怪我や炎症などの運動器障害になってしまう子ども見られる。または、運動不足でしゃがめない子どもがいる。
というとこで、関節や筋肉、骨などの発育状況を調べるよう、マニュアルを直し28年度から実施しているようです。
「四肢の状態」を必須項目として加えるとともに,四肢の状態を検査する際は,四肢の形態及び発育並びに運動器の機能の状態に注意することを規定すること。
補足
座高の他にもなくなった検査があります。
それはぎょう虫検査
とってもとっても嫌だった「お尻ぺったん」
廃止になりました。
だから・・・もっと早くから無くせばよかったのに・・・
感染率が過去10年で1%以下だったそうで、ぎょう虫検査はなくなりました。
ですが、沖縄などの南の地域ではまだ発生があるため、廃止すべきではないと言う声もあったそうです。
なので、学校の判断でぎょう虫検査は実施するかしないか判断すると言うことになったそうです。
まとめ
座高の意味とは、お尻の骨や筋肉から頭までの長さのことを言い、昔は戦争に行く兵士を強くするためとされてきました。
また、この座高測定は今は必要がなくなったということで廃止になっています。
股下との関係は、厳密に言えば「身長-座高=股下」ではないので股下を測る場合はしっかりとした量り方をしましょう。
また、足の長さと股下も関係ありませんということでした。
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