毎年8月12~13日を中心に活動する「ペルセウルス座流星群」
1月の「しふんぎ流星群」12月の「ふたご座流星群」と共に「三大流星群」とも呼ばれており、条件が良ければ40個ほどの流星を見ることが出来ます。
このペルセウルス流星群を最も好条件で見られる条件があるんです!
今回は、最もペルセウルス座流星群を見やすい日時と方向をご紹介いたします。
ペルセウス流星群とは
少なくとも2000年近くは観測され続けられている歴史ある流星群で、紀元前から始まり、様々な時代で観測された記録が残っています。
日本では、1991年にピークが極大より少し前に観測されたことで、多くの人を驚かせ話題となりました。
翌92年にも、日本を始めアジア各国で出現しましたが、93年以降は徐々に衰退し、現在では従前の活動が残るのみとなりました。
しふんぎ流星群とふたご座流星群は、寒い冬の季節でしか見られませんが、ペルセウス座流星群はちょうど夏休みに当たるため、夜更かしをして流星群を見ることができますよ!
2017年のペルセウス座流星群のピークはいつ?時間や方角は?
ペルセウス座流星群を見るためには、極大の夜に観察するのがおすすめです。
夜空が十分に暗い場所で観察すれば、最も多い時では1時間あたり35個程度の流星を見ることができます。
しかし町明かりの中で観察したり、極大ではない時期に観察したりした場合は、流星の数が何分の1かに減ってしまうこともあります。
多くのペルセウス座流星群を観察するためにも、極大を迎える日時や方角が気になりますよね!
それでは、2017年のペルセウス座流星群のピークを迎える日時や方角をご紹介いたします。
8月ペルセウス座流星群のピーク
8月12日から13日にかけての夜がピーク!
前述したようにペルセウス座流星群は、毎年日本時間の8月12日~13日にかけて極大を迎えます。
この頃日本では、ペルセウス座流星群が出現する際の中心となる点「放射点」が高く昇り、多くの流星が出現することが期待できるんです!
そのため、12日~13日にかけての夜は、最も多くの流星を見ることが出来ます。
また極大から時間的に離れてしまうので、極大程ではありませんが13日~14日にかけての夜も、ある程度の流星を観察することが出来ます。
ピークの時間帯
ペルセウス座流星群は12日の12時過ぎから未明にかけて観察するのが良いそうです。!
流星群の放射点の高度が高ければ高いほど、多くの流星が出現します。
ペルセウス座流星群では、時間帯ごとの流星の出現予測は、以下の通りと予想できます。
時間帯を把握しておくと、心身ともに余裕のある状態で流星を観察することができますよ!
- 21時前
- 21時過ぎ
- 21時過ぎから未明
放射点が地平線近くの低い位置にあるため、流星は出現しない。
放射点の高度が徐々に上がり、流星が出現し始める。
放射点の高度が高くなり続け、空が明るくなり始める未明に、放射点が最も高くなるため、多くの流星が出現し始める。
上記のことから8月のペルセウス座流星群は2017年8月12日午前3時がおすすめ!
もしも3時の時点で明るくなってきている場合はうまく流星群がみれない可能性があるので、2時~3時の間で流星群を観察してくださいね。
ペルセウス座流星群の方角
出現位置で言えば、どこを見ても変わりはなく、決まった方角もありません。
流星群を見るポイントは、夜空を広く見る事。
一点だけ集中してみると、見逃してしまう恐れがあります。
8月ペルセウス座流星群の方角は最初は北西方向で徐々に北へ最終的には北東と見る方向を変えるのがおすすめ。
とはいえ、方角はあまり気にしなくても良さそうです。
ペルセウルス座流星群を観察する際の注意点
ちょうどお盆に観察することが出来るペルセウス座流星群ですが、観察出来るのが夜間~未明にかけてですので、注意しておきたいことがあります。
楽しくペルセウルス座流星群を観察するためにも、注意点を把握しておいてくださいね!
それでは、観察時の注意点をご説明いたします。
天気予報を小まめに確認しておく
8月12~13日にかけての夜に観察することが出来るペルセウス座流星群ですが、8月12~13日が決して晴れるとは限りません。
日中は晴れていても、日中に高温状態であると夕方から夜にかけてゲリラ豪雨に見舞われることがあります。
そのため、天気予報は小まめに確認しておき、例え晴れでも折りたたみ傘やカッパなどの雨具を持っていくようにしましょう!
レジャーシートや折りたたみの椅子を持っていく
ペルセウス座流星群に限らず他の流星群も、観察は長時間に及びます。
立ったまま観察していると疲れますので、レジャーシートやアウトドア用の折りたたみ椅子などを持っていくようにしましょう!
また、お腹が空いたり喉が渇くことも予想できますので、飲み物や軽食などを持っていくと安心です。
もちろん、観察し終わったらゴミは必ず持ち帰るようにしましょう!
空の広い範囲を見渡すようにしよう!
流星には、決まった方角で観察できるといった目安が存在しません。
流星群の流星は、ある一点を中心に放射状に出現します。
ペルセウス座流星群の場合は、ペルセウス座のY(ガンマ)星の近くに放射点が存在しますが、ペルセウス座付近だけに流星が出現するとは限りません。
流星は夜空のどこでも出現しますので、空の広い範囲を見渡すように観察してみましょう!
流星群を観察する際に注意したいのが、月明かりです。
月明かりが視界に入ると、暗い流星を捉え辛くなります。
そのため、視界になるべく月明かりが入らない方向を向いて観察してくださいね!
まとめ
ペルセウス流星群は、8月12~13日にかけて観察することが出来ます。
その中でも8月12~13日午前3時頃が極大時刻なので最も見ごろです!
流星を観察する方向に決まりはないので、空を広い範囲で見渡すようにしてみましょう。
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