卒業式は学校生活の締めくくりであり、内容も出席して卒業証書をもらうだけなので難しいことはありません。
なので特別な理由がなければ欠席なんてことはないはずですが、もしその特別な理由で欠席することになったらどうしましょう。
病気や怪我、冠婚葬祭やその他諸々の理由で卒業式を欠席せざるを得なくなったとき、受け取れなかった卒業証書はどういった方法で受け取りを行うのか、各学校別にまとめました。
小学校、中学校の卒業式を欠席した場合
小学校や中学校の卒業式を欠席した場合、卒業証書の受け取りにはおおよそ3つの方法があるようです。
- 卒業式の後日、学校に受け取りに行く。
- 先生に届けてもらう。
- 友達に届けてもらう。
小学校や中学校は学区の指定により、それほど遠方から通う生徒は滅多にいません。
そのため自分から卒業証書を受け取りにいく方法以外に、先生が届けてくれる場合もあるそうです。
友人が届けてくれることに関しては、普段の交友関係次第でしょう。
高校の卒業式を欠席した場合
ほぼ義務教育と化している高校ですが、小学校や中学校と違って学区がないため、遠方から通う生徒も珍しくありません。
そのため卒業式を欠席した場合、卒業証書を小学校や中学校と違って先生が届けてくれるということはなく、卒業式の後日に自分で学校へ行くことが、基本的な卒業証書の受け取り方法になります。
しかし実はこれ以外にも卒業証書の受け取り方法があります。
高校の場合は学区がないため遠方から通う生徒も珍しくないと書きました。
これを気づかってかはたまた早めに片付けたいだけか、高校の卒業式を欠席した場合「郵送」で卒業証書が届くこともあるそうです。
特に冠婚葬祭などで事前に卒業式の欠席がわかっている場合、高校に相談すると郵送になるパターンが多いようです。
大学の卒業式を欠席した場合
「学生」と名乗れる最後の身分である大学生。
卒業式の時期となれば気合を入れた着物や袴の姿がテレビでも流れます。
しかし実は大学により多少の違いはありますが、大学生の1割程度は卒業式を欠席するそうです。
もちろんこの1割には冠婚葬祭や病気、怪我の大学生も含まれるのですが、他にも理由として
- 仲の良い友達がいないので寂しい。
- 卒業式に着ていく着物や卒業式後のパーティなどでお金を使いたくない。
- 就職先の研修に行っている。
- 卒業が決まった時点で実家、もしくは就職先の近くに引っ越してしまった。
などなど、どうにかできそうなものを含めさまざまな理由で卒業式を欠席するそうです。
それはさておき卒業式を欠席した場合の卒業証書の受け取り方法ですが、小中高の卒業証書はただ単に学校側から授与されるだけでした。
対して大学の卒業諸所は学生証と引き換えであったり、卒業証書の受け取りに身分証明が必要な場合もあります。
そのため基本的には卒業式の後日、大学まで足を運ぶしか受け取り方法はありません。
しかしこちらも高校同様、むしろそれ以上に遠方から通う学生もいれば、欠席理由にあるように引っ越してしまう学生もいます。
となればもう一度大学に来いというのも酷な話です。
そのため大学も卒業証書を「郵送」してくれる場合があります。
確実に卒業式を欠席するとなったら、まず大学に相談しましょう。
大学によりまちまちでしょうが、必要書類への記入を済ませて所定の手続きを終えれば、卒業証書を郵送してもらえます。
大学の卒業証書は方々で必要となりますので、確実に受け取りを行いましょう。
ちなみに郵送で卒業証書を受け取る場合、学生側で郵送料を負担する場合があります。
卒業式を欠席することのメリットとデメリット
欠席することのメリットとデメリットはすこぶるドライに考えれば、メリットは「出なくても良い卒業式に時間をとられずにすんだ」となり、デメリットは「ない」か「郵送料がかかった」程度でしょう。
この考え方に賛同できるのであれば卒業式を欠席してもいいでしょうが、やはり人間である以上どこかで心に引っかかることでしょう。
体調不良や重要な用事でもない限りは、やはり卒業式は欠席せず、当日に卒業証書を受け取ってはいかがでしょうか。
卒業式を欠席したときの卒業証書受け取りまとめ
一年ではなく、学校生活を締めくくる卒業式。
卒業そのものに必要はないただの式典と言ってしまえばそれまでですが、そういった理屈だけじゃ納得できない心はどこかにあるでしょう。
卒業式を欠席しても卒業証書の受け取りはできますが、できることなら卒業式当日に卒業式の中で卒業証書の受け取りをすることが、良い学校生活の締めくくりになるのではないでしょうか。
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