黒板を引っ掻く音に並ぶほど嫌われているものの一つが、あさりの中の砂でしょう。
美味しい食事を一気に台無しにするあさりのジャリっとした砂の完食。
もちろんお店で売られているあさりでも起こりますから素人の砂抜きなんてあな怖ろしや。
とはいえ潮干狩りで採ったあさりの砂抜きは自分でやらなければなりません。
今回はあさりの砂抜き方法とそのかかる時間、そして失敗したときの対処法をご紹介します。
あさりの砂抜き方法とかかる時間
潮干狩りが終わって帰るとき、あさりだけ持って帰るのではなく、「海水も忘れずに持って帰ってください」
砂抜きをするためにこの潮干狩り場の海水は非常に重要です。
海水を持ち帰れなかった場合は、カルキ抜き(最低でも1~2時間放置)をした水道水1リットルに対して塩30グラムを入れた食塩水を使います。
塩は多すぎるとあさりは死んでしまうし、少なすぎると砂をはかない場合があります。
今回海水をもち帰り忘れた人は、必ず次回はペットボトルなどを持って海水を持ち帰りましょう。
あさりの砂抜き準備
潮干狩りから帰ったら採ってきたあさりをよく洗い、砂抜きをする容器へ移します。
砂抜きするあさりを入れるのはバッドなど平らにあさりを並べられるものがいいです。
砂抜きの効果を上げたいのであれば、そのバッドの上に水切りカゴなどをいれて使いましょう。
洗った食器を置くあの水切りカゴは、100円ショップで簡単に手に入ります。
網カゴへあさりを入れるときは重ならないように平らに並べ、水は入れすぎずにあさり全体がギリギリ水に浸っているくらいの量にしてください。
あまりいれすぎると呼吸ができなくなり、あさりが死んでしまうこともあるからです。
あさりの砂抜き中
砂抜きを始めて2時間くらい経ったら、あさりから吐かれた砂や粘液が水に漂い始めます。
一度網カゴを揺らしたり、あさりを擦り合わせて、海水の入れ替えも忘れずにしましょう。
またあさりは暗い場所を好みます。
砂抜き中はフタをするか新聞紙を上に載せるなどして暗闇を作ることも忘れずに!
あさりの砂抜きにかかる時間
砂抜きにかかる時間は環境や個体差などがあるため「確実に○時間」とは言えません。
そのため目安の時間も2~5時間と差が大きく、一晩経っても砂抜きができていなかったなんてこともあります。
ちなみに気温が高いほどかかる時間は少ないそうですが、気温が高すぎると水質が悪化しあさりが痛んでしまうということも。
あさりは室温20℃を基本として砂抜きをしてください。
またバッドの中に砂がなくなっていれば砂抜き完了です!
その時のあさりや室温のよっても砂抜き時間は変わってくると言えます。
あさりの砂抜きに失敗したらどうする
あさりの砂抜きに失敗した時、すぐに諦めてしまうのはもったいないですよね。
まず砂抜きに失敗しているかどうかを見分けなければいけません。
見分け方は、もちろん砂が吐かれているかどうかです。
まったく砂が吐かれていない、もしくはあまりに砂の吐いてる量が少なすぎる場合は砂抜きに失敗しています。
そのまま食べればあの不愉快なジャリっと言う感触を味わうことになるでしょう。
砂を吐いているかどうか心配な人は、バッドに移してしばらくたってから見に行った時に、あさりが目を出していなければ何かしらの原因があると考えられます。
砂抜きをやり直すためのチェックポイント
あさりの砂抜きに失敗したら、まずは砂抜きをやり直してみてください。
- 水を入れ替える
- あさりは重なっていないか
- 水は多すぎないか
- 少なすぎないか
- 砂抜きの時間は足りているか
- 暗くして砂抜きをしていたか
などをチェックしてみてください。
あさりが生きているか確認する
それでも砂を吐かない場合、ひょっとしたらあさりを掘る前から死んでしまっていたのかもしれません。
とはいえあさりが生きているかどうか、見た目だけでは判断できません。
あさりが生きているかどうか判断するには、強めに貝をこすり合わせてください。
パカッと貝が開いたらそのあさりはもう死んでいるので今回は諦めるしかありません。
あさりの砂抜き方法まとめ
砂抜きの時間はあさりによって異なり、1時間から2日間と状況によって全然変わります。
また失敗した時は、
- あさりは重なっていないか
- 水は多すぎないか
- 暗くして砂抜きをしていたか
- 塩水を使っているか
などに注意してやり直してみましょう。
コメントを残す