保冷が必要な品についてきたドライアイスで遊んだ経験はあるでしょう。
しかしこちらからアイスクリームや鮮魚といった保冷が必要な品を送るとき、ドライアイスの入手先といえばどこでしょうか。
今回は身近にあるけど謎が多いドライアイスの販売場所や購入価格、そして保存方法とその容器についてご紹介します。
ドライアイスの販売場所
「アイス」ならと思い立って31アイスクリームに行っても、もちろん販売しておりません。
そもそもドライアイスは二酸化炭素の固まりなので、一般的なアイスのイメージとはちょっと違います。
また、ドライアイスの温度は-79℃で、常温で放置しておくだけでどんどん昇華して二酸化炭素となります。
こうした特殊な品なので、例えばコンビニやスーパーマーケットといった身近といえる販売場所が実はありません。
もしドライアイスを購入したいのであれば、ドライアイスを取り扱っている業者を頼ります。
販売場所については、日本液炭で確認できます。
また、インターネット通販の例えばAmazonで「ドライアイス」と検索すれば購入可能のドライアイスが表示されます。
ちなみにイオンなど一部のスーパーマーケットではドライアイスを提供している場合がありますが、これはあくまで店内で購入した商品を家に持ち帰るまでの保冷剤として提供しています。
ドライアイスの購入価格
ドライアイスの購入価格はだいたい
- 5kg:2,500円~3,500円
- 10kg:3,500円~6,000円
これ以上のサイズもありますが、ブロックのままかカット加工をするかなどで購入価格は左右します。
そのため用途に応じた必要な量を、必要なときに購入するようにしましょう。
大雑把な目安として、クーラーボックスに1kgのドライアイスを入れておくと、完全に融けるまで5時間ほどかかります。
もっと詳しい用途に応じたドライアイスの必要量については氷.comや保冷問屋で確認できます。
ドライアイスと保冷剤の温度差
ドライアイスは保冷剤として優秀ですが、凍らせて何度でも再利用できる保冷剤とどれだけ温度に違いがあるのかちょっと気になりませんか。
ドライアイスは先に紹介したように-79℃、対して保冷剤はものによって少々の違いがありますがだいたい-10℃くらいです。
ドライアイスの保存方法
これだけ手に入れるのがめんどくさいと、今度から届いたドライアイスを保存しておきたくなりますね。
ではドライアイスをどうやって保存したらいいかというと、一般家庭ではドライアイスを保存することはまず不可能です。
というのもドライアイスをドライアイスとして保存するには-79℃の環境が必要です。
以前に南極と北極の気温についてふれた記事がありましたが、ご覧のとおり南極と北極のどちらに持っていってもドライアイスを保存することは難しいでしょう。
そのためドライアイスを例え冷凍庫に入れたとしても、そこはドライアイスにとっては熱すぎる環境で、どんどん二酸化炭素になっていってしまいます。
ドライアイスの保存容器
それでもどうしてもドライアイスを保存したい。
というか販売しているんだからドライアイスの保存方法は存在するんじゃないのか。
あるにはありますドライアイスの保存方法。
例えば日本橋ドライアイスで販売しているドライアイス専用保管ボックスなど、プロと同様の保存容器を使うことです。
こうした保存容器に入れ、更に冷凍庫など可能な限り寒い場所に保存すればそれなりにドライアイスを長期保存することができます。
ドライアイスを保存する際の注意点
まずドライアイス自体にやけどや爆発の危険性があることを忘れてはいけません。
そのため取り扱う際には乾いている手袋の着用と換気を行います。
保存中には保存容器の蓋を開けるなどして冷気を逃がすことは避けます。
また、できる限り外気には触れないようにタオルや紙を巻いておくとドライアイスが長持ちします。
ドライアイスの販売場所や購入価格、保存方法と容器まとめ
保冷剤としての用途が75%(遺体保存も含めれば80%)を占めるドライアイス。
生活に密着しているようで謎が多いのには、保存が難しいというのもあってのことでしょうか。
特に夏場は活躍の場が増えるでしょうドライアイスの販売場所や購入価格は、念のために知っておいて損をすることはないでしょう。
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