夜空を見上げた時、流れ星が見えると幸せが訪れるような気がします。
そんな流れ星がたくさん見られるのが流星群。
流星群なので、星がたくさん見られるといっても、いつでも100%確実とは言えないもの。
2017年7月のみずがめ座流星群のピークはいつなのか、見えやすい時間帯や方角があるのか、事前に調べておくことで確実に見ることができるようになります。
7月のみずがめ座流星群とは?
流星群は、どこか一点を中心に流れるため、その点の近くにある星座の名前から「〇〇座流星群」と呼ばれます。
また、この一点を「放射点」と言い、流れ星は放射点を中心に、四方八方へ飛び出すように流れます。
つまり、みずがめ座流星群はみずがめ座の近くから流れ星がたくさん流れるもののことをいいます。
みずがめ座は、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを結んだ夏の大三角形の西側にあります。
みずがめ座流星群は7月に見られますが、実は5月にも見られます。
2017年7月のみずがめ座流星群は夜半がピークで、いい状態で見られると期待が大。
7月であれば、寒さを気にせず星の観測ができ、夏休みの自由研究にもぴったりです。
【みずがめ座流星群】5月はη(イータ)流星群
5月のみずがめ座流星群はみずがめ座η(イータ)星付近が放射点なので「みずがめ座η(イータ)流星群」と呼ばれています。
かの有名なハレー彗星が母天体。
2017年は5月5日~7日の0時~夜明けがピークで、2017年の観測条件は良いといわれています。
7月はδ(デルタ)流星群
7月のみずがめ座流星群はみずがめ座δ(デルタ)星付近が放射点なので「みずがめ座δ(デルタ)流星群と言われています。
母彗星はマックホルツ彗星。
みずがめ座δ(デルタ)流星群は、流れ星の流れる速度がやや遅めなので、肉眼でも観察しやすい流星群。
見るのに最適な方角はどの方角というわけではなく、放射点が低めなので、真上の夜空を眺めていると流れ星が見つけられるようです。
7月のみずがめ座δ(デルタ)流星群は4つ存在する!?
7月のみずがめ座流星群は複雑な群構造をしていて、
- みずがめ座δ(デルタ)北群(NDA)
- みずがめ座δ(デルタ)南群(SDA)
- みずがめ座ι(イオタ)北群(NIA)
- みずがめ座ι(イオタ)南群(SIA)
の4つに分けられます。
しかも、それぞれが7月の別の時期にピークを迎えます。
7月のみずがめ座流星群の主力はみずがめ座δ(デルタ)南群(SDA)。
でも、7月のみずがめ座流星群4つは個別には区別しにくく、やぎ座流星群も近いため、「この流れ星はこの流星群」と特定するのは困難に。
これは2017年7月も例外ではありません。
ですがどの流星群かと言うよりは、見やすさの方が大事だと思いますので、2017年7月の流星群の日にちや時間帯について下記で紹介していきます。
2017年7月みずがめ座δ(デルタ)流星群の見ごろのピークはいつ?時間帯は?
2017年7月のみずがめ座流星群は、2017年7月20日ごろから2017年8月5日ごろまで観測できます。
あまり大きなピークがない流星群ですが、長い期間観測できます。
極大とされるピークは2017年7月28日で、1時間に10個ほどの流星が見られるかも。
2017年7月28日は、月が22時ごろに沈むので、この後は月あかりが邪魔をしない、絶好の観測チャンス!
つまり、2017年7月のみずがめ座流星群のピークはいつ?というと2017年7月28日22時すぎ~夜明けまでですが、その中で一番おすすめは、真夜中の2017年7月28日2時ごろですね。
2017年7月みずがめ座流星群の見える方角は?
2017年7月みずがめ座δ(デルタ)流星群は実はどの方角からも見えます。
つまり、自分の好きな方角観測にいい方角。
月明かりや建物の明かり、街灯などが邪魔をするので、明かりが少ない方向がベスト。
2017年7月みずがめ座流星群を見るのにおすすめスポットは
街中では明かりが漏れてくるので、流星群の観察が難しくなります。
なので観察しやすいのは、街灯も街の明かりも少ないところです。
ここからでないと見えないという方角がないのが流星群なので、お近くの山の上や郊外の大きな公園の中、海岸や海辺などに行ってみましょう。
でも、夜遅い時間帯に、明かりの少ないところに行くので、防犯には十分に気を付けるようにしてください。
必ず複数で行動しましょう。
まとめ
2017年7月のみずがめ座流星群は、2017年7月20日~2017年8月5日ごろに、みずがめ座δ(デルタ)流星群が見ごろ。
2017年7月28日が一番のピークの極大に。
22時に月が沈むため、それ以降~夜明けまでが観測にぴったりです。
またその中でも2017年7月28日2時ごろの時間帯が特におすすめ。
街灯などが見えない方がよく観察できるので、郊外へでて観察するのがおすすめです。
どの方角が特に見えやすいということはないので、見やすい方角を観察してくださいね。
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