甘いパイナップルというと、缶詰だった時代も。
最近はスーパーでも、お手頃価格で丸ままのパイナップルが、甘い香りを放ちながら、売られていることが多くなりました。
同じパイナップルを買うなら、ぜひとも食べごろの甘いおいしいパイナップル。
でも買ってきたけど、いつからが食べごろかわからないし切り方もわからない!という方もいるのではないでしょうか。
食べごろの甘いパイナップルの見分け方やいつから食べるのがおいしいタイミングなのか上手な切り方とともにご紹介します。
また「食べごろの甘いパイナップルを選んだはずなのに酸っぱかった!」というときにどうすればいいのか、甘くする裏技もこっそり教えます。
パイナップルは甘いのを買ってくるのが良い
果物などは置いているうちに、だんだんと甘みが増してきますよね?
それを、追熟と言います。
ですが実はパイナップルは、追熟しない食べ物
つまり、パイナップルは置いているうちに甘くなるということがない食べ物です。
「食べごろになるのはいつからかなあ」と見計らっていると、鮮度が落ちてフレッシュさが失われるだけ。
食べごろの甘いパイナップルを手に入れるには、甘いパイナップルを買ってくるしかありません。
いつから食べごろ?
パイナップルは置いておいても甘くならないということはわかったけど、じゃあいつからが食べごろなんでしょうか。
パイナップルの食べごろはただ一つ!
買ってきてすぐ!
もしくは、貰い物のパイナップルならもらってすぐです。
まだかなーそろそろ甘くなったかな?なんて待っていても甘くはなりません。
食べごろの甘いパイナップルの見分け方
丸のまま売っているパイナップルが本当に食べごろで甘いのか、店頭で味見することはできません。
ですが食べごろの甘いパイナップルを手に入れる方法はあります。
それは、見た目や形や色で甘いものを見分けること。
見分け方のマスターをしておけば甘いパイナップルを確実に手に入れられます。
見分け方その1
皮全体が黄色~オレンジ色でツヤツヤしているもの。
緑のパイナップルは未熟なパイナップルで、黄色〜オレンジのツヤツヤしているものは完熟パイナップル。
その完熟パイナップルは甘く食べごろのパイナップルです。
パイナップルは熟してくると皮の緑の部分が少なくなり、皮全体が黄色~オレンジ色になってきます。
鮮度がいい方がおいしいので、皮や葉っぱがツヤツヤしてハリがあるものを選びましょう。
見分け方その2
全体に丸くて下ぶくれのもの。
ずっしりとして丸いパイナップルは、食べごろで甘いおいしいものの印。
下の方がぼてっと丸くなっている下ぶくれ型のものが狙いめで、おいしいジュースをたっぷり含んでいます。
スリムなパイナップルより、ふくよかなパイナップルを選ぶのが食べごろの甘いパイナップルの見分け方のコツです。
見分け方その3
ヘタの部分から甘い香りがして、押すと柔らかいもの。
食べごろの甘いパイナップルの見分け方をマスターするとき欠かせないのが、ヘタの部分のチェック。
食べごろの甘いパイナップルは、ヘタの部分からおいしそうな甘いにおいがします。
収穫して時間がたっていないヘタの部分は、切り口がまだ新しいから押すと柔らかい感触に。
ですが売り物の商品なので、押しすぎなどには気をつけてくださいね。
食べごろのはずなのに甘くな!酸っぱかった!?
しっかり選び抜いたのに、ワクワク切ってみたら・・・酸っぱい!?という残念なこともないわけではありません。
甘みが十分でなかったり、完熟していなくて酸味が強かったり。
そんなときにどうすればいいのか、対処方法をご紹介しましょう。
酸味が抜けて食べごろになるまで待つ
先ほども記載した通り、パイナップルは追熟しない食べ物ですが、時間がたつと酸味は少しずつ抜けていきます。
甘さは増えないのですが、酸っぱくなくなるので結果として甘く感じるはず。
「甘いんだけど、ちょーっと酸っぱい!」ときは、ラップをして冷蔵庫でしばらく保存するのがおすすめ。
カット済みであれば1~2日で酸味が抜けて、甘いパイナップルになっています。
甘さを加えて甘くする
もう一つの対処法としては、パイナップルなど果物の必殺技(笑)
「甘味料をプラス」
保存容器やジッパー付き袋に入れて、砂糖を加えまぶして、冷蔵庫で一日保存しましょう。
確実に食べごろの甘いパイナップルに変身します。
砂糖以外にもハチミツなど、お好みの甘味料に変えて、オリジナルの「パイナップルの砂糖漬け」にアレンジしても楽しいですね。
加熱調理で酸味を消す
加熱すると酸味は柔らかくなるから、生で食べるのをあきらめて、酢豚やハンバーグのお供にパイナップルを加熱して使います。
ミキサーやフードプロセッサーでクラッシュして、チャツネ代わりにカレーに入れてもおいしい。
これなら酸っぱいパイナップルでも、美味しくバッチリ食べることができますね。
補足
食べごろの甘いパイナップルが手に入っても、切り方がわからないと食べられません。
でもコツさえつかめば簡単に切れますので、上手な切り方を覚えましょう。
まず葉っぱを切り落とし、パイナップルを縦に半分に切り、その半分を3~4等分する。
つまり横には切りません。
細いボートのようなものが6~8切れでき、中央部の色が少し違う部分が芯なので、縦方向に切り落とす。
丸ままのパイナップルでいうと、縦方向のど真ん中をくり抜くことになります。
もちろん、抜く手段があれば抜いてもいいけれど、そんな道具を持っていることはまずないので、包丁でカットして切り落としてくださいね。
そしてメロンの皮と実を分けるように、皮に沿って包丁を入れます。
厚めにむかないと、所々茶色い種のできる穴が実の方に残ってしまい、後で一つずつくり抜かないと食べにくいので面倒になってしまうので、もったいないと思わず、思い切って厚めに皮をカットしましょう。
パイナップルの皮の実の付いた部分を、生肉にくっつけて置くと、半日くらいで柔らかお肉に変身!だから、皮の厚切りがもったいない!なんて思わなくてもOKです。
まとめ
パイナップルが手に入ったら、いつ食べるのが良いかというと、パイナップルは追熟しないので、手に入ったらすぐがおすすめ。
また、食べごろの甘いパイナップルを見ただけで見分ける見分け方は、皮や葉がピンとしてツヤがあり、皮が黄~オレンジ色で緑が少ない物を選ぶこと。
形が下ぶくれで、ヘタの部分が柔らかくて甘いにおいがすることもポイントです。
「食べて見たら酸っぱかった!」というときは、数日置くか砂糖漬けにするか、加熱調理に使ってみてくださいね。
あなたもパイナップルマスターになってぜひ、美味しいパイナップルを食べてください。
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