皆さんは、目上の人に「あなた」を使っていますか?使っていませんか?
あなたと言っても「あなたおかえりー!ご飯にする?お風呂にする?それとも・・・」のあなたではありません。
ここで紹介するのは、目上の人に対しあなたを使うのは失礼か?ということについてです。
敬語のあなたの言い方や、使い方などを覚えておかなければ、失礼にあたる可能性がありますので最後までチェックしてください。
あなたがどう思うか
まず失礼かどうかというより、自分が言われたらどんな気持ちになりますか?
「あなたは勉強をここで教わっていますか?」と尋ねられるのと、「A様は勉強をここで教わっていますか?」と言われるのどちらが良いでしょうか?
また、恋人や友達に普段は名前で呼ばれているのに、急にあなたと言われたらどんな気持ちになりますか?
人それぞれ受け取り方には違いがあるとは思いますが、少し嫌だな。感じ悪いな。上から目線だな。と思ったこと一度はあると思います。
その言葉を目上の人に使うのはどうでしょうか?
悪い意味で捉えられる可能性が出てきますよね。
もし私が年下や後輩に言われた「は?」ってなってしまい、腹が立ってしまう気がします。
目上の人にあなたと言うのは失礼?
さて上記のことを頭に入れ本題です。
目上の人にあなたと言うのは失礼なのでしょうか?
まず、結論から言うと現在は目上の人に使うのは失礼になります。
現在は、と書いたのは「あなた」という言葉はそもそも身分の高い人に使う言葉だったので、使い方としては失礼ではないのです。
ですがそれは昔の話で、現在では時代とともに言葉の意味が変わっていき、自分と同列以下の人を呼ぶときに使うのが一般的と言われています。
では、目上の人に「あなた」を使うのは失礼とわかったところで、敬語での言い方はどんなものがあるか見ていきましょう。
敬語での言い方
そもそも「あなた」とは「君」の尊敬語なので敬語です。
でも、嫌な気分にしてしまうのは困るので、「あなた」は使う場所や人のいろいろな言い方を紹介していきます。
「あなた」の言い方
法人に対して | 貴社 | 御社 |
お客さん | お客様 | ◯様(名字や名前) |
上司や先輩 | 課長・部長(役職名) | ◯さん・◯様(名字や名前) |
使い方
それでは、いろいろなパターンを例にして上の言い方についての使い方を見ていきましょう。
- 御社にお願いしたいと思っておりますのでよろしくお願い致します。
- お客様はご存知でしたか?
- 課長の出身地は何処でしたか?
- ◯様にお願いしていた書類は送付していただいてますか?
などの使い方が良いでしょう。
どんなに腹が立っても「あなた」を使うと少し角が立ってしまいますので、「あなた」は旦那さん以外には使わないほうがよさそうですね(笑)
また友達や恋人と喧嘩をした時に「あなた」を使うと喧嘩が大きくなる場合もありますのでご注意ください。
補足
セミナーや講演会などで「あなた達」と複数人に言いたい時は、「皆さん」や「皆様」を使うのが良いです。
また、セミナーだけど一人ひとりに問いかけたい時や、少し上から厳しくしたい時は「あなた達」を使うのは良いかもしれませんが、嫌な気分になる方もいるので使い方や言い方には注意しましょう。
まとめ
目上の人に「あなた」を使うのは失礼になるし、相手が良い思いをしません。
また「あなた」を使わず言う方法は、名前や名字にさんや様をつけるのが一番無難です。
良い関係を築きたい目上の人やお客さん上司などには、「あなた」を使わないよう気をつけましょう。
「あなた」を使うのは、「あなたご飯にする?・・・(以下略)」の時だけにしましょうね!(笑)
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