朝日と夕日の見分け方と明るさや色の違いについても調査

休日に寝すぎた時に、「あれ今って夕方!?それとも朝!?」と分からなくなった経験はありませんか?

目覚めて空が赤く染まっていたら、夕方なのか朝方なのか判断が付きませんよね。

同じように見える朝日と夕日ですが、実は空の赤みや眩しさに違いがあるんです!

今回は、朝日と夕日の見分け方とその理由について、ご紹介いたします。

朝日と夕日の見分け方

飾られていた絵画の朝日や夕日って、タイトルを見なければ朝日なのか夕日なのか分かりませんよね。

実は、同じ空を赤く染める朝日と夕日にも、ちゃんと見分け方があるんです!

 

朝日は東から上り、夕日は西に沈む

見分け方の方で最も分かりやすいのが、日が昇る方角と沈む方角です。

地球は反時計回りに回っており、24時間をかけて1回転します。

回転している地球の真ん中に線を引くと、地球の片方は太陽の向きになります。

太陽の光が当たるところは昼となり、当たらない側は夜となります。

そして、この太陽の当たる位置は、地球が回ることで徐々に動いていきます。

このように、地球は反時計回りに回っているために、地球は東から西に向かって日が昇ります。

そして地球が回り、太陽が当たる位置が徐々に移動することで、西に太陽が沈んでいき、夜を迎えます。

 

朝日と夕日の色

朝日が昇る方角と夕日が沈む方角以外にも、朝日と夕日を見分ける方法があるんです。

朝日の方が眩しく、夕日の方が眩しさが軽減され朝日の方が色が薄く、夕日の方が濃い赤色に空が染まる

何故このように見分けることが出来るのでしょうか。

 

朝日と夕日の仕組み

西の空が赤く色づく「夕日」って、1日の終わりを感じさせる一場面ですよね。

落ち込んだときや、なんとなく外を歩いている時にみかけると、なんだかノスタルジックな気持ちになる人も多いと思います。

一方、1日の始まりを告げる「朝日」は、かなり早起きしなければ見れません。

朝日を見ると「今日も頑張ろう!」という気持ちなる以外に、朝日を身体に浴びることによって、ビタミンDが身体の中で作られるので、骨を丈夫にしたり、うつ病の予防にもなるんですよ!

朝日はお正月の初日の出の時なら、誰もが一度は見たことがあるのではないでしょうか。

夕日も朝日も、どちらも空が赤く色づきますが微妙に違います。

今回は、夕日と朝日の見分け方についてご説明いたします!

 

どうして空は赤くなるの?

光は波長によって色が変わるようになっています。

私たちが知っている太陽の色は、日中は黄色っぽく、夕方にかけて赤く染まっていきますよね。

朝日は白や黄色に感じられるという人も多いと思います。

実は、太陽の色はもともと白いんです。

光には、小さな粒子にぶつかると、進む方向が変わって屈折する性質があります。

雨が降った時に見える7色の虹は、太陽の白い光に混ざっていたそれぞれの光が、屈折しすることでそれぞれの色に分かれているからなんですよ!

夕方や朝日で空が赤くなるのは、この白い光の屈折が関係しているんです。

 

朝日の場合

朝日は、まだ大気中に太陽の白い光を屈折するものがあまり浮遊していません。

そのため光がそのまま届けられやすいので、朝日は薄っすらとした赤や黄色っぽい赤に見えます。

 

夕方の場合

夕方は、太陽の光が地平線間際から照らされるので、太陽の光が長く大気圏を通過することで、より屈折しやすく、あの赤々とした夕日になります。

空気中のゴミやチリ・水蒸気も空が赤くなる原因

光が大気によって屈折し、散乱されることで、朝日や夕日が赤くなるというのが分かりました。

しかし、朝日や夕日によって空は赤くなるのは、それだけではないんです。

実は、大気中のゴミやチリ・水蒸気なども関係しているんです。

夕焼けの場合は、この散乱された光が、さらに大気中にあるゴミやチリ・水蒸気によって散乱されて、青色がほとんど残らなくなります。

そのため、あの鮮やかな赤い色に空が染まるわけなんです!

対して朝日は、夕日より赤くありませんよね。

それは、大気中のゴミなどがまだ少ないからなんです。

通常、朝は太陽光がない夜の直後になるため、風が弱く、都市部では水蒸気やゴミ・チリはあまり多くありません。

そのため、朝日はうっすらと赤い色に空が染まります。

光は、チリやゴミ・水蒸気などでも散乱されるので、ゴミなどが多い夕方のほうが、空が赤くなるんですよ!

 

朝日と夕日の眩しさが違う理由とは

朝日も夕日も、空が赤く色づき眩しいですよね。

でも、朝日のほうが夕日よりも眩しく感じるという人が多いのではないでしょうか。

これには、前述した水蒸気が関係しているんですよ!

それでは、詳しくご説明していきましょう。

 

夕方は水蒸気が光を和らげてくれる


夕方のほうが光の眩しさが和らいで感じるのは、空が赤くなる理由でご説明した水蒸気が関係しているんです!

この水蒸気は、日中に地表が日光によって温められたことで発生します。

日中の温度が高く、気温も高い夏場は特に水蒸気が多くなります。

その水蒸気が、光を散乱させてくれるので、夕方は比較的眩しさが和らいで感じるんです!

 

朝日は水蒸気が少ないので眩しく感じる

夕方は、日中に地表が温められることで水蒸気が発生します。

しかし、朝はまだ地表は温められていないため、光が散乱されず、眩しく感じるんですね!

また夜中は暗いので、朝日の明るさに目が慣れていないことから、眩しく感じてしまう場合もあります。

そのため、朝日のほうが眩しく、夕日の方が比較的眩しさが和らぐということなんですね!

 

夕焼けが綺麗だと翌朝晴れるって本当?

夕日は、西の空が赤く色づくことで綺麗な夕焼けが出来ます。

綺麗な夕焼けは、ずっと見ていたくなるくらい美しいですよね。

この美しい夕日は、西の方角に雲一切無い晴れの状態だと発生します。

雲は西からやってくることはないため、美しい夕日が見れた日の翌日は、晴れることが多いんですよ!

 

まとめ

朝日と夕日が空を赤くする理由は、もともと白色だった太陽の光が、光の屈折や水蒸気・ゴミ・チリなどによって散乱されるため、赤く色づきます。

空の赤みや眩しさは、大気中のゴミや日中に発生した水蒸気が関係しているんですね!

朝日と夕方を見分ける際は・・・

  • 朝日の方が空の赤みが薄い
  • 朝日の方が眩しい
  • 夕方の方が空の赤みが濃い
  • 夕方の方が眩しさが和らぐ

皆さんも、朝日と夕日の違いを見比べてみてはいかがでしょうか。

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