憶測と推測の違いとは?例文や意味と使い方についても調査

皆さんは、「憶測」や「推測」という言葉を使ったことがありますでしょうか?

この「憶測」「推測」という言葉は、大まかにはどちらも“何かを予測する”という意味で主に使われる言葉です。

しかし、正確には「憶測」「推測」どちらも意味に違いがあり、その使い方も違います。

また使い方によっては、受け取り手には全然違った意味で捉えられてしまう可能性も・・・

そんなことがおきないように、今回は「憶測」「推測」の意味の違いや使い方。

加えて「憶測」「推測」を使った例文も調査しましたので、自分は間違った使い方をしていないかどうか、再度確認してみましょう!

「憶測」と「推測」とは

「憶測」と「推測」の意味は似ているようで、実は意味に違いがあります。

まずは各言葉の持つ意味について見ていきましょう!

 

「憶測」の意味

特に理由や根拠も無く、物事について考える事。


すなわち当てずっぽうで物事を考えるという意味を持つ言葉という事ですね。

 

「推測」の意味

何かしらの理由や根拠に基づいて、物事を考える事。

「憶測」よりも、信憑性が感じられる意味合いを持つという事ですね。

 

意味の違い

この各言葉の持つ意味から分かる「憶測」「推測」の違いは、ちゃんとした理由や根拠があった上で物事を考えているのかどうかということですね!

ですので

「私の憶測です」

と言えば、理由や根拠は無いけれど、私の感覚では何となくこうかなと思うといった意味合いになりますし、

「私の推測です」

と言えば、調査結果や何らかの形で得た情報を元にこの考えに至った。といった意味合いになります。

こうしてみると、同じ何かを予測するような意味を持つ言葉とはいえ、全然ニュアンスが違いますよね!

 

「憶測」「推測」の正しい使い方が分かる例文

では、実際に「憶測」や「推測」を使うとなると、どのような使い方になるのでしょうか?

ここからは、この2語の意味の違い、使い方が分かる例文をご用意しましたので、参考にしてみて下さい!

 

「憶測」を使った例文

例文①

「この件については様々な憶測があるが、この中に真実があるかは分からない。」

 

憶測とは根拠のないものなので、数ある憶測の中にも真実があるかどうかは分からないという意味だと言えますね!

例文②

「そんなことは憶測に過ぎない。」

 

根拠の無い憶測を、皮肉っぽく表現した使い方ですね!

例文③

「それが単なる憶測で無いという根拠はあるのか?」

 

憶測では信憑性に欠けるので、ちゃんと根拠はあるのかどうか問いかけている使い方です!

「推測」を使った例文

例文①

「最近眠くなるのが早いのは、寝不足が続いた事が原因だと推測した。」

 

自分が寝不足が続いているという、明確な理由に基づいた見解だという意味ですね!

例文②

「この事件の犯人は、Aだと推測しています。」

 

刑事さんのセリフによくあります。警察は根拠もなく人を犯人として仕立て上げることはできませんよね?

例文③

「私は、自分の推測が正しかったのかどうか確かめるために、再度実験を行います。」

 

何かしらの根拠に基づいた推測をしたが、その真偽を確かめるべくもう一度実験を試みるという意味ですね!

 

もし間違った「憶測」と「推測」の使い方をすると・・・

「推測」の例文②の刑事さんのセリフを引用して、「憶測」に置き換えてみるとどうなるでしょう?

「この事件の犯人は、Aだと憶測しています。」

 

これだと、警察は何の根拠もなく、ただ当てずっぽうに犯人を予測してみました。

というニュアンスになりますので、説得力の欠片もありませんよね?

この発言だけで、この刑事さんへの信頼性はガクッと下がってしまうでしょう・・・

ですので、この場合の例文は

「この事件の犯人は、Aだと推測しています。」

 

となります。

実際に「憶測」や「推測」という言葉を使う時には、意味の違いに注意が必要だという事が分かりますね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?



もしかしたら、この「憶測」と「推測」の意味の違いを知らずに今まで使ってしまっていた・・・という人もいるのではないでしょうか?

憶測と推測の違いは、根拠があるかないか

意味は

  • 憶測:特に理由や根拠も無く、物事について考える事。
  • 推測:理由や根拠に基づいて、物事を考える事。

使い方ひとつで失礼に当たってしまったり、信用を失う事にも繋がりかねない程この2語の意味には違いがありますので、使い間違いには十分気を付けて下さいね!

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