誕生日、クリスマス、バレンタイン、イベントごとから差し入れに至るまで、日常の様々な場面に登場するケーキ。
ケーキといっても、ショートケーキからガトーショコラなど多くの種類がありますが基本的にどれも生もの。
ホールケーキや大量に買ってしまった(いただいた)ときには、食べきれないこともあるでしょう。
しかし、ケーキの賞味期限を見てみると
「本日中にお召し上がりください」
と表記されていることが多いです。
そんなこと言っても食べきれないよーっと思ったときに思いつくのが、”残ったケーキは冷凍すれば良いんじゃないか” ということ。
しかし、ケーキを冷凍した後も美味しくいただけるものなんでしょうか?
また、保存期間や賞味期限・期間はどうなるのでしょうか。
この記事では、残ったケーキの保存方法に関してまとめていきたいと思います。
残ったケーキを冷凍するときの画期的なアイディアもご紹介!
目次
ケーキは冷凍できる?
まず、ケーキって冷凍できるんでしょうか。
これがわからなければ話は進みません。
世の中ではアイスケーキなるものもあるので冷凍できそうなイメージがありますが、これは冷凍される前提で作られているもの。
ケーキの種類は、生クリームでデコレーションされたもの、ガトーショコラなどの火を通したものなど様々です。
種類によっても冷凍できるか冷凍できないか変わってきそうですが・・・
調べてみると、
- 冷凍に向くケーキ
- 冷凍に向かないケーキ
があるようです。
冷凍できるケーキ
基本的にはケーキは冷凍OK!
解凍してもよし、完全に解凍しないで半冷凍の状態で食べてもまた違った美味しさが楽しめるようです。
火の通ったケーキ
なんとなく行けそうな気がしていましたが、
- チーズケーキ
- ガトーショコラ
- シフォンケーキ
これらのケーキ。火を通したものなら冷凍しても問題なさそうですが、印象通り冷凍しても美味しくいただくことができるようです。
むしろ「冷凍したほうが美味しい」「少し凍ってるのが好き」という、残ったケーキではなく、あえて冷凍して食べる方もいるほどでした。
なんだかそう言われてみると、半冷凍されたこれらのケーキはシャキシャキとした食感が楽しめそうな感じがしますね。
ちなみに、半冷凍で食べるケーキ(デザート)のことをセミフレッドと呼ぶようです。
セミフレッド
半解凍状態のデザートであり、大抵はアイスクリームケーキ、カスタード、フルーツタルトを半解凍させた菓子である。
出典:wikipedia
また、ケーキは冷凍保存できるというだけでなく「出先などで友人の誕生日を祝う」という応用をしている方もいらっしゃいます。
夏場は食中毒などの危険もあるためおすすめはできませんが、サプライズでケーキを用意する時には事前に冷凍しておくことで、主役にばれないように持ち運ぶことができそうですね!
デコレーションされていなければ、少しくらいぞんざいに扱っても大丈夫そうですし。
デコレーションされたケーキ
生クリームなどでデコレーションされた残ったケーキも冷凍できるとのこと!
なんとなくクリームやムースが乗っかっているケーキは冷凍すると美味しくないようなイメージがありましたが、全く問題がないようです。
これらのデコレーションされたケーキも、セミフレッドでいただくとアイスケーキのような感覚で美味しく食べることができるようです。
これは意外!
というか、ケーキを買って冷凍してから食べてみたくなりました。
冷凍に向かないケーキ
冷凍に向かないケーキとしてあげられるのが、フルーツがたくさん使われているケーキ。
フルーツは冷凍した後に解凍すると、水分が出てべちゃべちゃになってしまうようです。
フルーツのタルトやイチゴが乗ったショートケーキなどを冷凍保存するときは注意が必要ですね。
タルトの生地やデコレーションがべちゃべちゃになってしまったら、あまり食べる気にはなれないのは想像できます・・・
フルーツが入っているケーキを冷凍保存する場合は、フルーツを取り除いてから冷凍するようにしましょう!
(フルーツタルトからフルーツを取り除くとアレですが…)
ケーキの冷凍保存方法
こんな方はいないかと思いますが、皿に乗せたケーキを冷凍庫にしまいこもうものなら、衛生面が気になるだけでなく、人間性まで疑われてしまうことになりかねません。
残ったケーキを冷凍保存するときは、保存方法に気をつけてみてください。
- デコレーションされていないケーキ
- デコレーションされているケーキ
それぞれ分けて、残ったケーキの冷凍保存方法をご紹介します。
デコレーションされていないケーキ
デコレーションされていないケーキの冷凍保存方法は2段階。
①サランラップに包む
②ジップロックなどで密封する
簡単ですね。
サランラップに包んだ後にジップロックで密封することによって、冷凍庫でつく嫌な臭いを防ぐことができます。
もしジップロックに入れることができないのであれば、多めにサランラップに包むと良いですね!
デコレーションされているケーキ
問題なのが、生クリームやムースなどでデコレーションされているケーキです。
先ほどと同じ冷凍保存方法だと、形が崩れて解凍したときに見た目が悪くなってしまいます。
なるべくなら形が綺麗な状態で食べたいもの。
これらのデコレーションされているケーキの保存方法でおすすめなのが、タッパーに入れて冷凍保存する方法。
ここでひと工夫なんですが、冷凍したいケーキをタッパーの蓋に乗せます。
あとは蓋に乗せたケーキの上から、容器をかぶせるように閉じれば・・・
密封完了です。
この方法では、デコレーションケーキの形を崩さずとも冷凍保存することができます。
まさに逆転の発想!!!
これを考えついた方は、かなり柔軟な思考をお持ちの方ではないかと思います。素晴らしいの一言。
形が崩れそうな残ったケーキを冷凍保存する場合は、上記の冷凍保存方法を試してみてください。
冷凍したケーキの解凍方法
冷凍したケーキを解凍するからといって、常温で放置するのは待ってください。
ケーキを解凍するならば、食べる時間を考えて冷蔵庫で解凍するのがオススメです。
普通のカットケーキであれば、冷蔵庫で4〜6時間程度あれば解凍することが可能です。
もちろん、多くなればなるほど解凍にかかる時間は多くなります。
普段ケーキを解凍する機会は少ないので、どのくらいで解凍できるか悩むところではありますが、ケーキの大きさに応じて時間を調整してみてください。
冷凍保存の賞味期限・期間
ケーキの賞味期限やお召し上がり期間は、記事の冒頭でも申し上げました通り、
「本日中にお召し上がりください」
ということが多いです。
正直、生もののために念を入れて本日中というだけで、翌日だから賞味期限が切れていると言うわけではありません。
しかし、さすがに3日も4日もたってから食べるのは気が引けます。
近々食べる予定がないのであれば、冷凍保存しておくことをおすすめします!
で、冷凍保存すれば、ケーキの賞味期限・期間はどれくらいになるんでしょうか。
冷凍ケーキの賞味期限・期間
少し話が逸れますが、世の中には冷凍ケーキというものがあります。
ここでいう冷凍ケーキは販売時から冷凍されており、食べたいときに解凍するもの。
便利なもので賞味期限はかなり長く設定されています。
また、賞味期限・期間が切れていても、しっかりと冷凍保存していれば賞味期限・期間を過ぎても全く問題なく食べることができます。
(さすがに何年も前のものだと気が引けますが)
なので、普通のケーキも冷凍保存すれば、賞味期限や期間は半永久的なんでしょうか?
ケーキを冷凍したときの賞味期限・期間
普段料理をする方であれば、失笑されてしまうかもしれませんが・・・
ケーキを冷凍保存したからといって、何ヶ月も放置するのはよろしくありません。
ケーキの種類にもよるかと思いますが、冷凍保存したときのケーキの賞味期限・期間は約一ヶ月ほど。
特に、ケーキ屋さんなどで作られるケーキは冷凍保存することを前提に作られていません。
なので、ケーキを冷凍したからといって賞味期限・期間が延びたと考えるのではなく、なるべく早い段階で食べるようにしましょう。
まとめ
以上、残ったケーキは冷凍できるかどうかや、保存方法や賞味期限や期間についてでした。
今までケーキを冷凍保存するという考えはあまりありませんでしたが、調べてみるとケーキが残ったら冷凍保存をしている方は結構多いようで驚きました。
また、ケーキを半冷凍で食べれば新世界が開けるということで、そちらも試してみたいものです。
誕生日、クリスマス、バレンタインなどでは、気合が入って多めにケーキを買ってしまうことも多いかと思います。
残ったケーキは冷凍保存する選択肢があることを覚えておいてくださいね。
ケーキにリンゴやオレンジを混ぜ込んで焼いたケーキは、、冷凍してもいいのでしょうか。