だいぶ前に通り過ぎましたが、日本であれば成人の年齢は20歳です。
大人向けの商品が買えるようになるのは18歳からですが、お酒やタバコは成人の年齢になるまで呑んではいけません。
成人になったら通過儀礼の儀式である成人式を行い、晴れて成人となります。
しかし世界各国でこの成人の年齢と通過儀礼、儀式が行われているかというとそれはNOです。
そこで今回は日本を飛び出し外国へ、世界各国の成人年齢や通過儀礼、儀式と言った成人事情を見ていきましょう。
世界各国の成人年齢
日本ではご存知のように20歳が成人の年齢となります。
最近では成人年齢を18歳に引き下げることも検討されているようですが、とにかく今の成人は20歳です。もうだいぶ前に通り過ぎました。
では外国の成人年齢はどういう設定にされているのでしょうか。私でもまだ未成年になれるのでしょうか。
そんな淡い期待を持って調べてみたところ、世界各国どこの外国に行こうとも私の未成年化はありませんでした。
世界各国を見ると一般的な成人年齢は18歳と、日本よりも若い年齢で成人として認められます。
外国で日本よりも高い年齢はわずか1歳差の21歳。
これはインドネシアやアルゼンチン、エジプト、シンガポールなどが挙げられます。
対して一番低い年齢を調べるとプエルトリコが14歳と、日本だったら高校生になる前に成人を迎えます。
次に低い年齢が16歳で、ネパールやブータンの女性などはこの年齢で成人を迎えます。
ん?ブータンの女性?
なんとブータンは女性は16歳、男性は18歳と性別で成人年齢が変わります。
まあ日本も結婚できる年齢がちょうどこのブータンの成人年齢と同じなので、不思議と言える立場でもないでしょう。
ちなみにこの16歳と世界で見れば一般的な18歳の間の年齢、17歳が成人年齢というのはちょっと見当たりませんでしたが、アルジェリアは19歳が成人年齢となります。
ちなみにご近所の外国である中国と韓国の成人年齢は日本と同じく20歳です。
また、アメリカは州によって成人年齢が異なり、多くの州では18歳を成人年齢としていますが、19歳と21歳を成人年齢としている州も存在します。
これら成人年齢の線引きには、投票権や徴兵など諸外国のいろいろな事情が影響しているようです。
また、コソボやコンゴ共和国など、成人年齢に明確な線引きが存在しない国もあります。
日本には日本の、外国には外国の事情があるんですね。
世界各国の成人の通過儀礼と儀式
日本では成人式といったように、成人年齢になったら外国には外国の通過儀礼や儀式があります。
テレビでよく見る例の成人の儀式
「秘境の民族」のような雰囲気を漂わせた外国人が高い場所から飛び降り、芸能人がそれに続く。
よく見る構図ですがバヌアツ共和国のペンテコスト島ではちゃんとした成人の儀式です。
バンジージャンプに似たこの儀式は「ナゴール」といって、高さ30mの台から飛び降ります。
30mならバンジージャンプで考えればそれほどでもないですが、足に巻くのは植物のツルで落下地点は地面すれすれと、成人の勇気を試す儀式となっています。
私は絶対パスしたい、虫を使った成人の儀式
ブラジルの原住民が行う成人の儀式に、虫を縫いこんだ手袋をつけて踊るというものがあります。
この踊ってる最中に虫から刺される痛みが成人の証となるらしいですが、大人になるための痛みってそういうのじゃないと思います。
年齢ではなく気迫で見せる成人の通過儀礼
外国は外国ですが、国ではなくこちら有名なマサイ族。
14歳の頃に男子はヤギを抱え、1人でサバンナへと赴きます。
このヤギを使ってライオンをおびき寄せ、そのライオンを無事狩ることができれば成人として認められます。
この通過儀礼を怖がりライオンを狩らないと、年齢がいくつだろうと成人としては認められず結婚もできません。
でもこれ一番怖がってるのはヤギだと思うんです間違いなく。
そこに目を瞑ることができるというのも大人…なんでしょうか。
通過儀礼も儀式もない国
アメリカやフランスは成人式のような儀式も通過儀礼もありません。
まあ確かに私も成人式は行って物もらってすぐ帰りましたから、確かになくても困らないといえば困らないんですが、この記事を書くのには非常に困るので何か考えてください大統領。
世界各国の成人年齢、外国の儀式まとめ
日本全国津々浦々とはよく言ったものですが、外国に目を向けるとさらにいろいろなものがありますね。
冒頭でも触れたように最近では日本でも世界各国で一般的な18歳を成人の年齢にしようという動きもあるようですが外国は外国、日本は日本ですから、成人年齢を引き下げるにしても据え置くにしても、充分考えていただきたいですね。
成人で大事なのは年齢よりも意識です。
日本では儀式でもない大暴れや珍走が見られますが、自分は成人したのだと言う自覚を持って責任ある行動をとれれば、年齢なんて関係ないのかもしれません。
でもヤギを持ってサバンナにライオンを狩りにいくのはやめたほうがいいと思います。
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