横丁ルネサンス
この言葉をご存知でしょうか。え、ご存知ない!?
…はい、私も実はあまりご存知じゃありませんでした。
しかしこの横丁ルネサンスは、あのホットペッパーグルメが2016年のトレンドと予想しており大変注目なキーワード。
乗り遅れないように今のうちに意味を理解し、オススメの場所をチェックしておきましょう。
横丁ルネサンスの意味
最初はてっきりお笑いコンビの髭男爵がローカル番組でも始めたのかと思いました。
まずざっくりと「横丁」について説明しておきますと、ほらアレです。
昭和と言って頭に思い描かれる、おじさんたちが仕事帰りに飲んでいる路地ですよ。
赤提灯が出ている居酒屋や屋台、おじさんたちが赤ら顔で千鳥足、良い気分で歌なんて歌っちゃうあそこです。
そんな昭和のムード漂う横丁に若い客、主に女性客を呼び込んで地元の方々と交流してもらい、地域を活性化させようというのが横丁ルネサンスの意味です。
平たく言えば「横丁に女性客呼び込み大作戦」という意味でしょうか。
2015年は昭和リバイバルの年で、昭和ムード漂う横丁は特に注目を浴びています。
その証拠に横丁ルネサンスを2016年のトレンドと予想したリクルートの調べでは、「横丁」の検索数は増加傾向にあります。
「ルネサンス」はフランス語で「再生」や「復活」、「横丁ルネサンス」は直訳すれば「横丁復活」。
2016年には横丁ルネサンスがトレンドです。
横丁ルネサンスの魅力
「って言われても横丁の魅力ってなに?」
若い女性ならこう思うのも無理はありません。
確かに横丁は若い女性が求めるような華やかなお店や雰囲気はないでしょう。
そのため横丁ルネサンスのスタート位置も「若い女性客にまずは観光気分で横丁に来てもらうことから」と定めています。
では横丁ルネサンスを推す中で、横丁にはどんな魅力があるのでしょうか。
憧れの横丁
20~30代の女性の7割以上が「横丁に行ってみたい」というアンケート結果があります。
しかしおじさんばかりの横丁、居酒屋はなんとなく居心地が悪いものです。
横丁ルネサンスはそうした憧れの実現にも一役買います。
実際に横丁で呑んだ女性客たちの感想は9割以上が「楽しかった」と答え、「SNSに投稿する良いネタになった」という若い女性らしい回答も見られます。
他にも「おじさんのほうが話しやすい」「若いから周りにちやほやしてもらえる」「初めて会った人におごってもらえた」などなど。
昭和の人情味溢れる横丁に触れる機会を得られるのも、横丁ルネサンスの魅力と言えるでしょう。
横丁オススメ場所8選
今はまだ横丁ルネサンスが来ているとはいえません。
しかし2016年のトレンドして横丁ルネサンスが認知されたとき、横丁に慣れていたり横丁の知識があれば、一歩先行く人になれます。
更には行きつけの横丁が横丁ルネサンスの元祖と言われたりしたら、もう存在がトレンド、トレンディ俳優です。
そんなトレンディ俳優目指して横丁ルネサンスが本格的になる前に、オススメの横丁をチェックしておきましょう。
ハーモニカ横丁(吉祥寺)
出典:http://www.gotokyo.org/
住みたい街ランキング1位に輝く吉祥寺には、行ってみたい横丁のハーモニカ横丁があります。
JR中央線の吉祥寺駅北口を出たらすぐそこ。
THE横丁を感じる立ち飲み屋から中華料理屋、カフェなど多種多様なお店が90以上も存在します。
黄色に赤い文字でわかりやすく「ハーモニカ横丁入り口」と看板が出ているので、場所も探しやすいです。
ちなみに「ハモニカ横丁」とも言われますが、正式名称は「ハーモニカ横丁」です。
思い出横丁(新宿)
場所はJR新宿駅西口近く。
一般的な新宿のイメージとはまた違った新宿が楽しめる横丁で、私も実際にいったことがありますが、まるでタイムスリップしたような懐かしさがありました。
横丁の場所はアクセス抜群でオススメ、HPは地図に歩き方ガイドなど横丁初心者の手引きとしてオススメでき、言われずとも横町ルネサンスを体現せんとする気持ちが見えます。
のんべい横丁(渋谷)
出典:http://www.gotokyo.org/
若者の街である渋谷にも横丁は存在します。
渋谷駅と宮下公園に挟まれる場所にあるのんべい横丁、店舗数は40ほどですが60年の歴史を持つ古い横丁です。
都市開発の噂もあり、存続が危ぶまれるだけに気になったら是非お早めいくことをオススメします。
「のんべえ横丁」とも言われますが、横丁入り口の看板には「のんべい横丁」と書かれています。
恵比寿横丁(恵比寿)
出典:http://www.gotokyo.org/
こちらもあまり横丁のイメージがない恵比寿ですが、ひょっとして古くから住んでいる人なら「山下ショッピングセンター」と言えば一瞬で場所がわかるかもしれません。
その山下ショッピングセンターの跡地に出来たのがこの恵比寿横丁です。
JR山手線の恵比寿駅東口から徒歩たったの2分で着くこの横丁は、L字型に20の店舗が並んでいて決して大きくはない横丁ですが、都心のオフィス街である恵比寿という場所は、横丁ルネッサンスの主軸になるかもしれません。
野毛たべもの横丁(横浜)
出典:http://noge-yokocho.jp/
野毛に行けば何でもそろう、そんな場所にある横丁。
横丁の名前の通り、呑みはもちろん食べることにオススメの横丁。
JR根岸線の桜木町駅から少し歩きますが、そのぶん地元に精通した人との交流ができます。
盃横丁(所沢)
出典:http://www.sakazuki-yokocho.com/
もう名前からおじさんが良い気分になりそうな、西武池袋線の所沢駅西口から徒歩10分ほどで着く横丁です。
高層マンションが建ち並ぶようになった所沢で50年の歴史を持つこの横丁は、個性豊かな個人経営の飲食店が25軒ほど並んでいます。
居酒屋からスナックまで、さまざまな呑み方に対応できる横丁としてオススメです。
昼からランチで営業している店もあるため、下見として行ってみるのもいいかもしれません。
⇒盃横丁
みろく横丁(八戸)
出典:http://36yokocho.com/
横丁ルネサンスは都市部だけで起こるわけではありません。
こちら青森県は八戸市の屋台が立ち並ぶ横丁で、JR八戸線の本八戸駅から南へ徒歩15分程度。
観光客にも狙いを向けた横丁の作り方はまさしく横丁ルネサンスのスタート地点。
また店舗入り口、テーブルの高さ、トイレはバリアフリーを意識した作りで、盲導犬の同伴も可能。
横丁で気になる防犯対策についても重点的に取り組んでいて、横丁に慣れていない人でもオススメです。
・エキニシ(広島)
広島駅の南口、の西側ということで通称「エキニシ」で親しまれる横丁。
横丁として作ったわけではなく自然に出来上がった天然の横丁は、横丁ルネサンスの中心の場所となるかもしれません。
タウン誌に取り上げられたことがきっかけで若いオーナーや新店舗が増え、今後注目を集めると噂される横丁で、
トレンドを抑えるならオススメからは外せない場所です。
横丁ルネサンスまとめ
2016年のトレンドと予想される横丁ルネサンス。
昔を知るおじさんと昔を体験してみたい若い人、両方が出会うことで完成するこの横丁ルネサンスは、意味については言葉よりも体験するほうが早いかもしれません。
是非今回オススメした場所に訪れてみて、一足早く横丁ルネサンスの意味を体験してみてください。
そして乾杯するときは声高らかに「ルネサンス!」がよろしいかと。
本格的に横丁ルネサンスが来た頃には手遅れの可能性があるので。
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