スパークリングワインとシャンパンの違いは?味や度数の差も紹介

スパークリングワイン

しゅわしゅわとしたスパークリングワインは普通のワインよりも飲みやすく、スパークリングなら飲める!という方も少なくないはず。

ところでお祝いの席などで定番となっているシャンパンもしゅわしゅわしていて見た目も味も似ていますよね…

スパークリングワインとシャンパンは、いったい何が違うのでしょうか?

見た目こそ似ていますが、味や度数の差があるのかも気になるところですよね。

今回は意外と知らないシャンパンとスパークリングワインの違いや味や度数の差について紹介していきます!

スパークリングワインとシャンパンの違いは?

シャンパン

炭酸性のあるワインをシャンパンだと思っていたり、スパークリングワインとシャンパンはまったく同じものだと思っている方もいるかもしれません。

ですが、シャンパンと一般的なスパークリングワインはまったく違う別物なのです!

そもそもスパークリングワインは発泡性のあるワインの総称を指しており、シャンパンはそのなかのひとつの種類

特定の地方で作られ、厳しい基準を満たしたスパークリングワインだけがシャンパンと名乗ることができるのです。

スパークリングワインとは?

スパークリングワイン

スパークリングワインは、炭酸ガスを瓶の中に封じ込めた発泡性のあるワインすべてを指す総称

「発泡性ワイン」とも呼ばれ、通常3気圧以上のガス圧を持った発泡性ワインを指します。

シャンパーニュ方式やシャルマ方式などいくつかの製法がありますが、生産地も製法も関係なく炭酸の入ったワインならどれもスパークリングワインと言えるのです。

価格帯としてはお求めやすい1000円程度のものから、数万円するものまで。

もともとシャンパンのほうが元祖で、スパークリングワインはそれを真似た模造品とも言われます。

ですがブドウや製造にこだわった一流品はたくさんあるので、「スパークリングワイン=安物で美味しくない」というわけでは決してないのです。

シャンパンとは?

シャンパン

発泡性ワインをシャンパンだと思っている方がいますがそれは間違いで、スパークリングワインの中の種類の一つがシャンパン。

フランスのワインの法律(AOC法)に規定された条件を満たしたもののみ名乗れる名称です。

安いものであれば3000円くらいのものもありますが、高級なものなら何十万円もすることも。

とりあえずスパークリングワインの中でも特別で高級なものと捉えておけばいいでしょう。

シャンパンで有名なブランドには、通称ドンペリとも呼ばれる「ドン・ペリニヨン」や、「モエ・エ・シャンドン」などがあります。

ちなみにラベルに必ず「Champagne」と表記しなければいけないので、他のスパークリングワインとの違いはすぐに分かります。

シャンパンと名乗るために必要な条件とは?

  • 生産地域がフランスのシャンパーニュ地方であること
  • 特定の品種のブドウのみ使用していること
  • シャンパーニュ製法と呼ばれる伝統的な製法で醸造されていること

 

これらがシャンパンと名乗るために満たさなければならない代表的な3つの条件です。

スパークリングワインは世界各地で生産されていますが、そもそもフランスのシャンパーニュ地方で生産されていなければ、シャンパンを目指すこともできないのです。

指定されているブドウの品種は7つありますが、その中でもシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3つが基本

またシャンパーニュ方式と呼ばれる、瓶の中でワインを二次発酵させる製法で15か月以上熟成させる必要があり、手間がとてもかかるのです。

このように特別なものしかシャンパンと名乗ることはできないなので、高価なのも納得ですね(笑)

味や度数の差はあるの?

乾杯

一般的なスパークリングワインとシャンパン、価格はもちろん違いますが味や度数はどのように違うのでしょうか?

味に関しては、使っているブドウの品種や製法の違いもあるので、どっちが美味しい!と決めることはできません

ですがやはり厳しい条件をクリアしているということもあり、シャンパンのほうが品質が良いのは確かです。

スパークリングワインにも美味しいものはもちろんありますが、価格帯によっては当たり外れも多いです。

またアルコール度数に関しては、スパークリングワインは5%~12%以上と幅広いのに対し、シャンパンは11%程度のものが多いです。

どっちも炭酸入りでアルコールの吸収を促進して酔いやすいので、お酒にあまり強くない人は飲みすぎないように注意しましょう。

まとめ

以上、スパークリングワインとシャンパンの違いや味や度数の差を紹介しました!

スパークリングワインは発泡性ワインの総称で、その中でも厳しい条件をクリアしたものがシャンパンです!

スパークリングワインにもシャンパンに負けない美味しいものはたくさんありますが、やはり名乗るのに条件まで課せられるシャンパンは特別なもの。

条件を満たさなければいけないうえに作るのに手間がかかるので、シャンパンは高価なんですね。

味に関しては好みの問題と言えそうですが、度数に関してはだいたいが11%くらいで、スパークリングワインの中には低めのものもあるようです。

スパークリングワインとシャンパンの違いを明確に分かっている方は意外と少ないので、ぜひ周りの方に教えてあげてくださいね♪

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