料理やお菓子作りなどに欠かせない小麦粉!
小麦粉と一口に言っても、薄力粉や強力粉、さらには中力粉など様々な種類がありますが、これらの違いはいったい何なのでしょうか?
またそれぞれを代用できるのかどうかも気になるところです。
この記事では、薄力粉と強力粉と中力粉の違いについてや、代用できるのかを紹介しているのでぜひ参考にしてください!
薄力粉・強力粉・中力粉の違いはなに?
小麦粉には薄力粉や強力粉、中力粉などの種類がありますが、何が違うんでしょうか?
それぞれの違いを簡単に表にまとめてみました!
薄力粉 | 中力粉 | 強力粉 | |
---|---|---|---|
原料小麦の種類 | 軟質小麦 | 中間質小麦・軟質小麦 | 硬質小麦 |
タンパク質(グルテン)の割合 | 8.5%以下 | 8.5~10.5% | 12%以上 |
主な用途 | ケーキ、お菓子、てんぷら、その他料理 | うどん、その他料理 | パン、ピザ、パスタ、餃子の皮など |
薄力粉・中力粉・強力粉の主な違いは、タンパク質(グルテン)の割合!
そもそもグルテンとは小麦粉のタンパク質で、こねればこねるほど弾力性と粘り気が出てきます。
グルテンの割合によって食感などが違ってくるため、用途も変わってきます。
薄力粉はふんわり・サクッとした食感になるのが特徴で、強力粉はもちもちした食感になるのが特徴。
中力粉は2つの中間に位置しており、薄力粉と強力粉の両方の特徴を併せ持っています。
それではここから薄力粉・中力粉・強力粉の違いについて説明していきます!
薄力粉とは
薄力粉は、軟質小麦を原料とする小麦粉のこと!
タンパク質の割合は3種類の中でも一番少なく、8.5%以下。
一般的にレシピで「小麦粉」と書かれていれば薄力粉のことを指します。
粘性が弱く、もちもちとした食感を生み出すことはできませんが、サクッとした食感やふんわりとした柔らかい食感にしたいものに適しています。
クッキーやケーキなどお菓子全般や、てんぷら・から揚げ・ムニエルなど料理全般にも使われます。
中力粉とは
中力粉とは、中間質小麦と軟質小麦から作られた小麦粉のこと!
薄力粉と中力粉の中間に位置するもので、タンパク質の割合は8.5~10.5%ほど。
3種類の中ではあまり耳にしない中力粉ですが、薄力粉と強力粉のいいとこ取りをしたような存在。
コシのあるうどんなどに適している小麦粉で、「うどん粉」と呼ばれることもあるんだとか。
またその他には、お好み焼きやたこ焼きなどにも適しています。
強力粉とは
強力粉は、パンコムギと呼ばれる硬質小麦を原料とする小麦粉のこと!
タンパク質の含有量は3種類の中で一番多く、薄力粉に比べるとサラサラしているのが特徴。
パンコムギと呼ばれる原料を使っているだけあって、パン作りに最適!
もちもちとした弾力を特徴とする、パスタやピザ生地にも適しています。
それぞれを代用することはできる?
薄力粉・中力粉・強力粉の違いを説明してきましたが、それぞれを代用することはできるのでしょうか?
結論から言うと、同じ小麦粉なので代用できなくはないですが、料理の仕上がりは異なってしまいます!
特に薄力粉と強力粉はグルテン含有量が大きく違うので、代用しにくいです。
中力粉であれば薄力粉・強力粉のどっちにも対応しやすいですが、中力粉を常備していない方のほうが多いかと思います。
グルテンは混ぜれば混ぜるほど成分が強くなる特性があるので、薄力粉の代わりに強力粉を使う際は、混ぜすぎないように使うと良いでしょう。
中力粉は、薄力粉と強力粉を1:1の割合で混ぜて代用することが可能です。
まとめ
以上、薄力粉と強力粉と中力粉の違いについてや、代用できるのかを紹介しました!
薄力粉と強力粉と中力粉は、グルテンの割合が違います!
弾力性や粘り気を出してくれるグルテンの割合によって食感なども変わってくるため、使用用途も変わってくるんですね。
またそれぞれを代用できなくはないですが、工夫が必要になります。
食感が違ったりするのが問題ないのであれば代用しても良いですが、失敗したくないのであれば大人しくレシピ通りのものを買っておくのが無難でしょう。
一般的なレシピで小麦粉と言えば薄力粉を意味するので、パンやうどんなどを作らないのであればとりあえず薄力粉を常備しておきましょう!
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