SNSで話題となっている「LINEトーク監視情報」。
要約すると、LINEアプリで「トークルーム情報」が勝手にオンになっていて、トークの内容や送った写真の情報がダダ漏れとのこと。
現代の日本人であれば、ほとんどの方がLINEアプリを使っていると思います。そんな中、第三者がLINEのトークや送った写真を第三者に自由に見られているのであれば、ドキっとしてしまう方がほとんどでしょう。
筆者はLINEする友達もいなければ、やましいメッセージを送る相手もいないんですけどね。
そんなことはともかく、LINEのトークや写真が韓国企業のLINE社が勝手に見ている!監視されている!という噂の真偽と、設定をオフにする方法をご紹介します。
LINEのトークが監視されている!?
数少ない友人から、筆者に届いたLINEメッセージがこちら。
【情報共有】
2018年のアップデートで、LINEでの会話をLINE社が自由に利用する項目が追加されました。何も設定しないと、オンになっているので、情報が筒抜けになってます。韓国の運営会社がLINEの会話や写真を自由に見れる状態なので、今すぐオフにしましょう。
なんだって・・・そんなことされると、友達がいないことがLINE社にバレてしまうではないか。
色々なSNSをチェックしてみると【拡散希望】の嵐。SNSの情報をまとめると、主に下記のような情報が拡散されていました。
・トークや写真や動画などを、LINE社と関連会社が自由に見れるようになっている
・プライベートがダダ漏れになっているから、今すぐオフにして!
他にも、なんだか尾ひれはひれがついて、
「LINEのトークがみんなにダダ漏れ!設定オフにしないと、他の人から自分のトークが見られる!」
なんて情報もありました。
LINE社だけじゃなくて、僕の周りの人にまで友達が少ないことがバレてしまうわけですね。しかも、友人に送ったURLなんてものもバレてしまうようで、結構ハードな深夜アニメ好き情報が拡散された日には会社に行けなくなってしまいます。
今回の騒動を要約すると、LINEアプリで「トークルーム情報」が勝手にオンになっていて、個人情報がダダ漏れとのこと。
なんでオンになっているかと言うと、これは筆者の憶測ではありますが、
・LINEアップデート時に情報利用・プライバシーポリシーに同意するボタンを押した
こんなところでしょう。
アプリのアップデート時に、読み飛ばして「利用規約に同意」にチェックするアレです。
で、この「情報提供」をするとトークや写真、動画が勝手に監視されたり、見られたりってことはあるのか、というところですが
LINE運営会社や関連会社が勝手にトークをや写真をみることはない
LINE運営会社や関連会社が勝手にトークをや写真をみることはない・・・と、LINE公式ブログの「サービス向上のための情報利用に関するご案内」にて記載があります。
LINEでは、不正利用の防止、またサービスのさらなる改善・開発等のため、特定の情報利用に関するご案内、およびプライバシーポリシーの変更を行います。
本件は、皆さまへのより良いサービスの提供を目的としております。友だち(ユーザー)同士でやり取りしたメッセージや画像・動画などの内容、通話内容などは含みませんのでご安心ください。
そして、LINEユーザーが「情報提供」の設定をオンにすることによって、LINEが取得する情報は下記と明記されています。
▼友だちとのトークルーム
・使用したスタンプ、絵文字、エフェクト、フィルターの種類
・トークの相手、日時、既読、データ形式※、取消機能やURLへのアクセスなどの利用状況
・ユーザがどんなスタンプを使ってるか
・どんだけLINEが使われているか
・どんなデータがLINEでやりとりしているか(JPG、PDF、PNG…とか)
こう言った情報を集めて、「LINEを使いやすくするためのデータを集めますよ〜」ということです。
今回の騒動に関して、TwitterのLINE公式アカウントからも正式なお知らせが。
現在、情報取得に関して事実と異なる情報が出回っているため、訂正させていただきます。
LINEは友だち同士のトークや通話などの内容を取得することはありません。「同意する」を選択された方のみ、不正利用防止やサービス向上のため、特定の情報をご提供いただいています。https://t.co/baZfavr2fX
— LINE公式アカウント (@LINEjp_official) 2018年7月12日
が、多くのユーザーは、それでは納得していないようです!
LINEの「情報提供」に対するネット上の声
・韓国が日本を侵略しようとしている
一体みんな、LINEや韓国と何があった!!
ともかく、正直なところは拡散された情報がデマだろうと、なんだろうと、実際のところはわからないから、情報提供設定をオフにしておいた方が安心、という声が大多数のようです。
ということで、それではLINEの「情報提供」の設定を”オン→オフ”にする方法を見ていきましょう。
「情報提供」設定をオフにする方法
LINEの情報提供設定をオフにするのはとっても簡単です。
設定を開く
まずLINEアプリを起動し、左下の【アカウントマーク(人物マーク)】をタップします。
すると、画面左上に【設定マーク(歯車)】が出てくるので、そちらをタップしてLINE設定画面を開きます。
プライバシー管理を開く
設定画面の上段に【プライバシー管理】があるので、そちらをタップ。
情報の提供を開く
ちょっと下にスクロールすると、【情報の提供】という項目があるので、そちらをタップ。
トークルーム情報をオフに
【トークルームの情報】という項目がオンになっていたら、そちらをオフにします。
(ボタンがグレーになって入れば、オフになってます)
まとめ
ということで、LINEの情報提供のデマの真偽とオフ設定についてでした。
「LINEのトークルームが監視されているのはデマ!」
基本的にはこう思っておいて良いでしょう。ただ、気になる方は、「情報提供」をオフにしておくと安心です。
LINEは情報の機密性、セキュリティーに対して、非常に力を入れていますので、今回の騒動における「情報提供」からトーク内容が監視されることはないと言って良いでしょう。
しかし、現在はネット社会。使用しているブラウザ(グーグルクロームやサファリ)や、使用しているSNSには「cookie」だったり「キャッシュ」だったりと、知らぬ間に個人端末の情報を集められているわけです。
これは、
・同じサービスにログインするときに、なんどもパスワードを入力しなくて済むように
・前に開いたWebサイトを高速表示するために
と、色々な「便利」に一役買っているわけですね。
そんな便利さを手に入れてしまった現代人は、その便利さとセキュリティーを天秤にかけなきゃいけません。
今回のLINE騒動もそうですが、「じゃあLINE使わなければ?」と一蹴されたらぐうの音も出ません。
本当のところ、LINEがどう言った情報をユーザーから抽出しているか、一般ユーザーが知るよしもないわけではありますが、過剰にデマ情報に惑わされている、というところも問題かもしれませんね。
かなり拡散されているようで、LINEの信用もかなり落ちているとか。
もしかしたらあなたの働いている会社が、SNSで拡散されるデマの情報で信用を失い、倒産するかも!
そんな悲しいことがないよう、一人ひとりがしっかりと情報を見極め、便利な社会と向き合っていかなければなりません。
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