ビール・発泡酒・第三のビールの違いと健康的なのはどれか比較

ビール

たくさん種類のあるお酒の中でもビールが大好き!という方は多いんじゃないでしょうか。

でもビールってほかのお酒と比べても価格が高くて、毎日飲みたくてもなかなか飲めませんよね…

しかも健康面のことを考えてプリン体や糖質を意識するようになると、ビールよりも発泡酒や第三のビールを選びたくなるところ。

でも体に気をつかっているつもりでも、選び方を間違えると後悔することになるかも

この記事ではビール・発泡酒・第三のビールの違いや本当に体に良いのはどれかも紹介しているので、今後のビール選びの参考にしてみてください!

ビール・発泡酒・第三のビールの違いは?

ビール

ビールや発泡酒に最近では新ジャンル(第三のビール)まであって、なんとなく味の違いがあっても何が違うのかよく分からない!

そんな方のために、これらにはどんな違いがあるのかをまとめてみました。

ビール 発泡酒 第三のビール
(新ジャンル)
原料 麦芽50%以上
酒税法で定められた
もののみ
麦芽50%未満
ビールとは原料が
異なることも
麦芽以外
(大豆やトウモロコシ)
酒税
(350ml缶)
77 円 47 円 28 円

ビールや発泡酒・第三のビールの違いは、原材料に何がどれだけ使われているかというところです!

もう少し細かい話をすると、酒税法での酒類の種類や品目の分類によって分けられています。

そのためそれぞれにかかっている酒税の価格に違いがあるということなのです。

ビールと第三のビールを比較すると酒税に約50円も差があるので、そりゃあビールは高くて手が出しにくいですよね…

それではそれぞれについてもう少し詳しくまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください!

ビールとは

ビールは麦芽が使用されている割合が50%以上のもので、最も酒税がかかるため、ほかのお酒よりもビールは価格が高め

市販されている代表的なビールと言えば、アサヒスーパードライやキリンラガービールが挙げられます!

2018年4月から酒税法が変わって、ビールにいろいろな香辛料を使えるようになったので、前よりももっといろんな味のビールを楽しめるようになりました。

発泡酒とは

発泡酒はビールに比べて使われている麦芽が少なく(50%以下)、酒税のかかり方が少ないため、ビールよりも手ごろな価格で楽しめるのが特徴です!

市販されている代表的な発泡酒と言えば、麒麟淡麗やアサヒスタイルフリーが挙げられます。

また外国産のビールはその国でビールと定められていても、日本の基準を満たしていなければ、発泡酒として販売されるようです。

第三のビールとは

第三のビール(新ジャンル)とは麦芽を使用していないため、若干ビールとは違うものの、酒税のかかり方が少ないので最も安価に楽しむことができます!

市販されている代表的な第三のビール(新ジャンル)と言えば、のどごし生や金麦が挙げられます。

実は第三のビールという呼び方はメディアが使い始めた表現で、各メーカーはビールの定義から外れるように「新ジャンル」と呼んでいるそうです!

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より健康的な(体に良い)のはどれ?

ぽっちゃり

簡単にビールや発泡酒・第三のビールの違いを見てきましたが、健康面を考えると体に良いのはどれかが気になってきますよね。

どれもアルコールであることに違いはないので、摂取し過ぎないことに越したことはありません。

ですがビールと言えば気になるのはプリン体や糖質の摂取を抑えたいなら第三のビールがおすすめ!

とはいえビールや発泡酒・第三のビールの中でも違いがあるので、実際にいくつかの商品を比較してみてみました。

市販されている代表的なビール・発泡酒・第三のビールを比較!

ビール

カロリー 糖質 プリン体
アサヒ
スーパードライ
42kcal 3.0g 5~6mg
キリン
ラガービール
42kcal 3.2g 6.7mg
キリン
一番搾り
40kcal 2.6g 9.2mg
サッポロ
生ビール黒ラベル
40kcal 2.9g 7.5mg
サントリー
ザ・モルツ
43kcal 3.3g 8.8mg

発泡酒

カロリー 糖質 プリン体
麒麟淡麗 45kcal 3.2g 3.8mg
サッポロ
北海道生絞り
44kcal 3.2g 2~5mg
アサヒ
スタイルフリー(糖質0)
24kcal 0g 3.1mg
サッポロ
極ZERO(糖質・プリン体0)
30kcal 0g 0mg
キリン
淡麗プラチナダブル(糖質・プリン体0)
31kcal 0g 0mg

第三のビール

カロリー 糖質 プリン体
キリン
のどごし生
37kcal 2.7g 2.4mg
サントリー
金麦
43kcal 3.2g 3.5mg
クリアアサヒ 45kcal 3.2g 4.4mg
サッポロ
麦とホップ
48kcal 3.5g 11mg
アサヒオフ
(糖質・プリン体0)
22kcal 0g 0mg

プリン体が少ないのはどれか

ビールと言えばやっぱり気になってくるのは「プリン体」ですが、プリン体は摂取しすぎてしまうと痛風などにかかってしまう恐れがあります。

やはりビールはプリン体が~と言われるだけあって、ほかのお酒と比べてビールはかなり多くのプリン体を含んでいます!

プリン体が含まれている量は、ビールだけが少し高め!

とは言ったものの実はビールに含まれているプリン体は他の食品と比べると少なめで、あくまで酒類の中ではプリン体が多いと注目されているのです。

むしろビールと一緒に食べるおつまみのほうがプリン体が多く含まれているので、ビールの飲みすぎやおつまみの食べ過ぎに注意することが大切!

そのため「プリン体オフ」と謳われているものは、ほかのビールと比べてもあまりプリン体の量に違いはないので、気にしなくて良いと言えそうです。

糖質が少ないのはどれか

プリン体に続いてビールと言えば気になるのは「糖質」ですが、実はジュースなどと比較してみるとかなり糖質は低め!

そのためあまり気にしすぎる必要はありませんが、それぞれ比較してみると糖質にほぼ違いはありませんでした!

それでも糖質を少しでも抑えたいという方は、糖質0の商品を選ぶことで糖質の摂取量を抑えることができるため、糖尿病を意識するならば糖質オフの商品を選ぶのも良いでしょう。

ですがプリン体と同じく、「ビールを飲んだから糖質を摂り過ぎ」ということはなく、飲み過ぎないことやおつまみを食べ過ぎないことが大切です。

第三のビール(新ジャンル)には注意!

ここまでビール・発泡酒・第三のビールの違いについて比較してきましたが、

ですが実は第三のビール(新ジャンル)には危険な落とし穴が存在しています。

唯一麦芽を使用しない第三のビールは、麦芽以外を使用してビールの味に近づけているということは、それだけ多種多様な添加物が使われているということです。

商品によって使われている添加物も変わってきますが、最近では一部の添加物には発がん性があるなどと言われています。

あくまで「可能性がある」という程度ですが、万が一のことを考えて、第三のビールは選ばないというのも大切かもしれません。

結局体に良い(健康的な)おすすめなのはどれ?

ビールと言えば気になってくるプリン体や糖質などについて比較してきましたが、結局体に良い(健康的な)ものはどれなのでしょうか?

プリン体はややビールが多く、糖質にあまり違いがないこと、添加物の危険性を考えると発泡酒が一番体に良いと言えそうです!

とはいえ結局のところどれもお酒(アルコール)であることには変わりないので、飲み過ぎてしまっては体に悪いため飲む量に注意しましょう。

また痛風や糖尿病にならないためには、お酒と一緒に楽しむおつまみを選ぶ、または減らす(食べない)ことで対策につながります。

酒税のかかり方の違い

酒税

ビールを飲む多くの人を悩ませているであろう”価格の高さ”は、ビールがほかのお酒よりも酒税が高いことに他なりません

そのため各ビールメーカーは少しでも小売価格を安くするために、酒税のかかり方が少ない発泡酒や第三のビール(新ジャンル)の開発を行っているというわけです。

先述しましたが、改めてそれぞれどのように酒税のかかり方に違いがあるのかをまとめてみました。

ビール 発泡酒 第三のビール
(新ジャンル)
酒税 77 円 47 円 28 円

※350ml缶の平均小売価格から算出されています。

やはりビールがダントツで酒税のかかり方が高いことが分かりますね…

そりゃあビールは高くて手が出ないから、発泡酒や第三のビールにも乗り換えたくなりますよね。(笑)

でも将来的にビール類にかかる酒税が一本化されていくという話があるようで、それについても簡単にまとめてみました!

酒税の一本化とは?

2020年10月から2026年にかけてビール・発泡酒・第三のビールにかかる酒税を55円に統一する方針が定められました。

今までの酒税と比べて価格はどうなるのかを簡単にまとめてみました!

元々の酒税 一本化した酒税 差額
ビール 77 円 55 円 – 22 円
発泡酒 47 円 55 円 + 8 円
第三のビール 28 円 55 円 + 27 円

ビールにかかる酒税は今までよりも安くなりますが、今まで安い価格で楽しむことができた発泡酒や第三のビールは、価格が高くなってしまいます

特に第三のビールに関しては大打撃を受けてしまうことになるため、今までよりも手軽に楽しむことができなくなってしまいそうです…

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まとめ

以上、ビール・発泡酒・第三のビールの違いと健康的なのはどれか比較して紹介しました。

ビールや発泡酒・第三のビールは主に使われている原材料に違いがあるということが分かりました!

またプリン体はビールが比較的多めですが、糖質はどれもほぼ違いがなかったため、価格もプリン体も少し抑えられる発泡酒が一番おすすめです!

とはいえビールはあくまでアルコールで、飲みすぎると体に悪いのは間違いないので、適度に楽しむことを意識しておくと良いでしょう。

ほかにもおつまみを減らして食べ過ぎないようにすることで、痛風や糖尿病の対策へとつなげることができるため、ビール以外にも気を配ることが大切です。

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