妊娠中となれば食事に気を使うため、コンビニ弁当を食べる機会はあまりなさそうに思えます。
しかし妊娠中となれば家事をするのも一苦労。
食事の準備も大変で、しかしまわりに迷惑をかけまいと思ってコンビニ弁当のお世話になる妊婦もいることでしょう。純粋に好きと言う場合もありますが。
そこで気になるのは妊娠中にコンビニ弁当を食べることで、お腹の中の子供や妊婦には影響がないのか。
今回はそちらを見ていきましょう。
妊娠中のコンビニ弁当
妊婦や子供にコンビニ弁当がどんな影響を及ぼすかの前に、妊娠中にコンビニ弁当はそこまで珍しいものなのかを調べたところ、そこまで珍しいことでもなく、もちろん悪として扱われることもないようです。
むしろコンビニ弁当の方が食べやすいのであればそちらを食べ、食べられないものを無理に食べてストレスを溜めるほうが妊婦にもお腹の子供にも悪影響を与えてしまう可能性があるという意見まであります。
しかし控えられるのであればそのほうがベターなのもまた事実らしく、コンビニ弁当を食べる場合は栄養バランスを考えてサラダをつけたりなどの工夫が必要とされています。
コンビニ弁当は妊婦や子供に影響を与える?
食べられないよりは食べたほうが良い。
食べたくないものより食べたいものを食べたほうが良い。
しかしコンビニ弁当には添加物や塩分が多く含まれています。
コンビニ弁当だからではありませんが、塩分の摂りすぎは高血圧につながります。
たんぱく尿、むくみ、高血圧のうちどれか1つでも当てはまれば、妊娠高血圧症と診断され、場合によっては食事指導を受けることになります。
妊娠高血圧症は流産や早産のリスクを高め、お腹の子供に成長障害や知能障害を引き起こす可能性があるため、妊娠中の塩分過多には注意が必要です。
また、栄養バランスを考えずにコンビニ弁当に頼ると、栄養不足で妊婦もお腹の中の子供も貧血を起こしやすくなりますので、こちらも注意が必要です。
塩分とはまた別に、添加物の大量摂取もお腹の子供にはあまり良い影響を与えないようで、一説ではダウン症の原因にもなり得るとされています。
と、ここまでさんざん煽ってはいますが、これらはあくまで全て「コンビニ弁当を食べ過ぎると」の場合です。
妊娠中の食生活に気を使うのはもちろんですが、つわりなどで辛いときや気分転換をしたいとき、たまのコンビニ弁当くらいでしたら妊婦、お腹の子供のどちらにも悪影響というものが現れる可能性はないと言えるでしょう。
妊娠中の食事で気をつけること
先に挙げた通り妊娠中の塩分過多による高血圧は、妊婦だけでなくお腹の子供にも影響を与えます。
そのため妊娠中はいつも以上に塩分控えめを意識しましょう。
調味料は減塩タイプのものを選び、ネギやしょうがなどの薬味、レモンやすだちやお酢などを上手に使い、減塩料理に味の幅を出しましょう。
味噌汁は味噌の量を控えても、出汁をしっかりとることでカバーできます。
ただし顆粒タイプの出汁は塩分が多いため、ちょっと手間ですが煮干やかつお節といった自然素材から出汁をとりましょう。
カリウムを多く含むトマトやバナナ、アボカド、納豆などと一緒に水分を摂ることで塩分を排出しやすくなるので、こちらも併せて行えば、妊婦にもお腹の子供にも良い方向での影響があるでしょう。
妊娠中のコンビニ弁当まとめ
妊娠中は肉体的にも精神的にも辛くなります。
そんなときは無理せず休み、食べられるのであればコンビニ弁当でもかまいません。
常食にするのはNGですが、たまに食べる分には妊婦にもお腹の子供にも問題ありません。
ストレスを溜め込まず、しっかりと栄養を摂って元気な子供に恵まれるのが一番ですね。
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