もやしに栄養はないのは嘘?効果・効能を他の野菜と比較

 

スーパーの野菜売り場でおそらく最も安い野菜である「もやし」

だいたい一袋20円前後で購入できて、まさに庶民の味方ですよね。

お金がないときには、もやし炒めとご飯だけでも、割と満足できたりする便利なヤツです。

ですが、「もやしは栄養がない」、「食べても意味がない」なんて噂聞いたことありませんか?

今回はもやしに栄養がないという噂の真偽と、もやしを食べる効果・効能を他の野菜と比較しながらまとめていきたいと思います。

もやしに栄養がないというのは嘘

もやしの栄養について、よく聞くのが…

  • 食物繊維と水分しかないから栄養がない
  • 色の付いてない野菜だからビタミンの量が少ない

というものですよね。

これに関しては嘘と言っていいと思います。

もやしに含まれる代表的な栄養として、

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、鉄分、カルシウム、カリウム、食物繊維、アスパラギン酸

などが挙げられます。

しかも、もやしはカロリーが非常に低いのでたくさん食べてもカロリーの摂りすぎにならないこともメリットですよね。

 

もやしの栄養で得られる効果・効能

 

美肌効果

もやしの栄養には皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きをするビタミンB1、ビタミンBがもやしには多く含まれています。

また、美肌効果があることで有名なビタミンCもそこまで多くはありませんが含まれています。

骨や歯が強くなる

牛乳などに多く含まれるカルシウムは、もやしの栄養にも含まれています。現代人には特に不足しがちな栄養素のため積極的に摂取すべき栄養素の一つです。また、精神を安定させる効果もあるためイライラ予防にも効果があります。

血圧低下

心臓や筋肉の血液循環を調整したり、血圧を抑える効果があるカリウムも含まれています。

疲労回復

栄養ドリンクの成分にも使用されるアスパラギン酸が入っています。疲れを取る効果を期待できます。

便秘改善

食物繊維がもやしには豊富に含まれているため、便秘や生活習慣病に効果があります。

こうやって効果・効能を見てみるともやしって栄養がないどころか、かなり万能な野菜なんじゃ?って思えますよね!

では他の野菜と比較した時に栄養素はどのくらいのものなのでしょうか?

もやしと他の野菜との栄養素比較

では、健康に良いとされる緑黄色野菜や、常備野菜と比較してもやしはどのくらい栄養があるのでしょう

今回は一般的なもやしである、「緑豆もやし」、大きな豆が付いている「大豆もやし」、先端が黒い「ブラックマッペ」の3種類で栄養を比較してみました。

 

 

緑豆もやし

栄養を比べてみると、緑豆もやしはカロリーが非常に低く、食物繊維が豊富です。ビタミン類もほうれん草やケール、にんじんなどの緑黄色野菜には負けますが、含まれています。

 

ブラックマッペ

髭が黒いブラックマッペは、基本的には緑豆もやしと似た栄養素ですが、特に含有量が多い栄養素としてビタミンCが挙げられます。もやし類の中ではダントツの含有量なので、お肌を気にしている方にはオススメです!

 

 

大豆もやし

今回調査したもやしの中で一番栄養素が豊富なのは大豆もやしです。大豆もやしはビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、カルシウムの量は大根やキャベツと比べてもいい勝負です。やはり豆の部分が大きからでしょう。
ただ、緑豆もやしやブラックマッペと比較すると、大豆もやしは少しカロリーが高いのでダイエットには不向きかもしれません。

総合的な栄養素でみると、緑黄色野菜には負けますが、やはりもやしは栄養はある野菜と言えますね!

 

もやしの注意点

ただ、もやしに関して注意することがあります。

それはもやしに含まれるビタミンやミネラルといった栄養素は加熱にとても弱く、壊れやすいのです。

ですから調理する時は、

  • 軽く茹でる
  • 炒める時は最後に入れる
  • 蒸し野菜にする

などのなるべく長時間加熱しない方法で調理しましょう。食べた時にシャキシャキする食感が残るような食べ方を心がけるということですね!(もやしの生食は危険なのでやめましょう。)

また、もやしは非常に傷みやすい野菜です。なるべく購入後早く食べてしまうのがベストですが、買いすぎた時などには…

  • 袋に爪楊枝などで2、3箇所小さな穴を開けておく
  • 水に浸して保存する(水は毎日交換する)

などの方法をとって保存すれば長持ちします。

 

まとめ

今回はもやしの栄養や食べることによる効果・効能について、他の野菜との比較を交えてご紹介させていただきました。

思ったよりもやしに栄養素があって驚いのではないでしょうか?

ただし、当然のことですがもやしばかり食べていては栄養は不足してしまいます。他の野菜や肉、魚などとバランスよく食べることで効果がより発揮されるということは忘れないでくださいね。

それに料理の名脇役になれるもやしは、単独で食べてもいいですが、他の食材と一緒に食べる方が美味しいですからね!

ぜひ、みなさんももやしをたくさん食べてくださいね!

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