「草生える」「w」という言葉を使ったりご存じでしょうか?
よくインターネットを使用する人たちにとってはなじみがある言葉かもしれません。
そうではない方でもブログやSNSで「w」、また連続して「wwwww」などと使う場面を見る機会があるかもしれません。
今ではたまにテレビでもネットに関する番組などで見かけるようにまでなってきました。
そもそも使い始めた時は、意味や読み方や元ネタは分からないけど
周りの友達が使っているからなんとなく同じように使い始めたという方も多いのではないでしょうか。
また「草生える」や「w」の意味がよく分からないから使用できないと思われていらっしゃる方もおられるのではないかと思います。
そのように広がってきた言葉ということは、本来どこでどのようにして出来たかという元ネタ・語源の部分を説明できる人は少ないかもしれませんよね。
そこで今回この「草生える」や「w」の意味や、元ネタ・語源の部分を紹介させて頂きます。
草生えると「w」の意味や読み方
草生えるというのは「マジうけるwwwwwww」といったように使います。
これにはそもそも連続している「w」という表現について深堀りしなければなりません。
この「w」はいわゆるインターネットスラング(主にインターネットコミュニティ等で使用される言い回しのこと)に分類されるインターネットで使われる言葉です。
この「w」の意味としては笑う様を表しており、この「w」自体に決まった読み方はないです。
読むとすれば「わら」とか「わらう」、「草」という読み方をします。
その読み方をする理由は元ネタにあります。
草生えるの語源、元ネタは??
さて「w」の元ネタ、語源はどこにあるのでしょう。
元々は(笑)をローマ字にした時の「warai」を略した形で使うようになり、これが「w」の元ネタになったといわれています。
まずパソコン通信時代に後ろのカッコが省略されるようになり、
日本語入力が使えなかった初期オンラインゲームなどで(waraiや(wが使われるようになったことが語源のようです。
(笑)→(笑 →(wara) →(wara→ (w → w に変わっていったということですね。
そしてこの「w」という略が使われるようになると、今度は2ちゃんねるというインターネットの掲示板で「wwwwwwww」と繰り返しwを打つようになり、爆笑の度合いを表す表現を意味して使われるようになりました。
この爆笑の度合いを表すときの「wwwwwwwwwwwwwwwww」という表現がまるで芝生に生えている草のように見え、その様子を草生える(または芝生)と言い表したわけですね。
イメージとしてはこのような感じでしょうか?
話はそれますが、そのような読み方をされるためか「廿匁」(牛の絵をイメージ)を書き足されたりします。
次のような使われかたです。
「wwwwwww廿匁wwwwwwwwwwwwww」
そしてこれらの表現をするため「w」単体に対して「草」と読む場合があるということです。
wを使用する際の注意点
余談になりますが人によってはこの「w」を使うことで不快な気持ちになられる人もいらっしゃるので使用する時には注意が必要です。
なぜなら元々この「w」というのは(笑)より相手を小馬鹿にしたような笑いという意味を含んでいるためです。
またそもそも2ちゃんねるのようなインターネット掲示板で作られたネットスラングの言葉、そもそも2ちゃんねるというサイトに対して嫌悪感を抱いていらっしゃる方もいらっしゃると思いますので合わせて注意が必要ですね。
そして使用する上で注意したいのが「w」相手の心境を考えずに使うことです。
例えば本当に悲しいことが起きてしまったときに相手へ
「それは悲しかったねw」
と送ってしまった場合、もしかしたら相手が怒ってしまい口をきいてくれなくなってしまうかもしれません。
ただ現在のインターネット内の風潮では(笑)のほうを敢えて使用し相手を小馬鹿にしたような笑いを表現しているようです。
そもそも(笑)の言葉自体も砕けた文章の雑誌等で使用されていた表現であるため、あまり公的な表現ではないという事実もあります。
一つ言えることは使用する相手のことを考え言葉をしようすることでトラブルは避けられるということだと思います。
おわりに
「草生える」「w」の意味や由来についてご紹介いたしました。
今まで意味を知らなかった方、なんとなく「w」を使用されていらっしゃった方はスッキリしましたでしょうか?
実際に使う上では入力が必要な文字数が少なくなるため気軽に使えるかと思います。
内輪でのコミュニケーション、友達同士で分かりあっている中でのコミュニケーションで使う上では問題ないと思います。
もしかしたら知り合いとのインターネットやSNSでの笑い合いで草が生えて、その様子が伝わりあって楽しくなるかもしれませんね。
ただ「w」の言葉を使用する場合には注意点もあることを頭に置き、使っていきたいところですね。
草に草を生やしてはいけないって、これ一番言われてるから(正論)
wは二重のV(U)ともいいます。この機会に覚えておきましょう。