結婚をしたら結婚式を挙げる。
それはどこにでも根付いた習慣ですね。
しかし、最近になって話題になっている「離婚式」というものをご存知でしょうか?
「離婚をするのに式を挙げるの?」
なんて思う方もいらっしゃるかと思います。
めでたい式ではないかもしれませんが、式を挙げることにメリットもあるようです。
今後、もしかしたら離婚式に参列することもあるのかも?
そんな時のために、離婚式についての内容と服装やご祝儀などをご紹介します。
また実際に離婚式に参列した参列者の声もまとめてみたので併せてチェックしてください。
離婚式とは?
離婚式とは、その名の通り、離婚をする際に挙げる式です。
これから離婚をされる夫婦または、既に離婚をされた旧郎様・旧婦様を対象にしたサービス。
お互いの未練を断ち切り、再出発するための式なのだとか。
では詳しい離婚式の内容を下記で見ていきましょう。
離婚式の基本的な内容
離婚式の基本的な内容は
- 二人が「離婚に至った経緯」を司会者が参列者の方に向けご説明
- 二人から一言ご挨拶
- 友人代表挨拶
- 「最後の共同作業」結婚指輪をハンマーで叩き割っていただく
- 皆様で会食
となっています。
離婚式の基本的な内容に結婚指輪を叩き割るなんてシュールな光景ですよね。
そして離婚届に署名と捺印もします。
友人代表の挨拶は、基本的に離婚経験者の方がされるそうで、式場によって違いますがお色直しの逆でお色崩しとしてパイ投げがあるようです。
パイの白いクリームで包むことで無垢な状態にリセットする儀式なのだとか。
受け取った人が円満に離婚できるブーケトスもあり、こんな式があるなんて驚きでした!
離婚式のメリット
この離婚式の内容をみていくと、離婚のために式を挙げることに意味はあるのかということについては、必要性が曖昧な気がしますよね。
しかし、離婚式という式を開催することで、しっかりした離婚のけじめになり、結婚指輪を壊すという大胆な行為で、お互いの未練が無くなるそうです。
離婚式という式をすることで、相手の友人とも疎遠になりにくく、離婚後も良好な関係でいられることが一番のメリットですね。
また、離婚式で「離婚に至った経緯」やご親族からの言葉を受け、離婚を思いとどまる方もいるのだとか。
今一度、自分の状況を見直せる機会なのかもしれません。
離婚式の費用とご祝儀について
結婚式ならば費用は少し想定できるかと思います。
ですが、離婚式の場合はどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
またご祝儀はいくらくらい包めば良いのでしょうか?
離婚式の費用
離婚式が本格的に行える場所はまだ少ないです。
ですが、離婚式の費用の相場は
- 松(離婚式場、お寺):200,000円
- 竹 レストラン、屋形船:100,000円
- 梅 離婚屋敷:5,5000円
また、離婚式の引き出物は箸が多いそうです。
綺麗に二つに分かれるという意味と、相手への気持ちを忘れないでという意味が込められています。
ご祝儀について
離婚式に参列される場合、離婚式では「ご祝儀」ではなく「ご終儀」を包みます。
離婚はお祝いではないのでご祝儀とは言わないようですね。
ご終儀は3,000~5,000円を包むことが多いようです。
結婚式のご祝儀とは違い、離婚式のご終儀はあまり金額が高くないようでした。
服装
また参加するときの服装についてですが、実は離婚式では服装は決まっていません。
結婚式の服装と言えば、白以外だったり新婦さんより目立たない服装などいろいろ服装には気をつかうものです。
ですが、離婚式は新郎新婦ならぬ旧郎旧婦も自前の服装で、参列者も自前の服が多いようでした。
とはいえ、旧郎旧婦より目立つ服装は一応控えておくのがマナーなようです。
離婚式に出席しますか?
離婚式に出席するかしないか調べてみたところ、この問いにはNOが多かったです。
行きません
離婚式をやる意味が分からない
などの意見がほとんどでした。
中には
「招待されても行きません。もし理由を聞かれたら『行きたくないから』とはっきり言います」
ときっぱり断る方や、
「ご祝儀を渡した相手ならご終儀をあげるどころか、ご祝儀返してくれと思いますね」
なんて言う方もいました。
離婚は夫婦の問題だから他人に見せる必要はない。と思う方が多いようです。
しかし中には、
「友人グループから生まれたカップルで、離婚後も夫婦のどちらとも付き合いが継続するなら、離婚を見届けるという意味で行くと思う」
という方もいました。
実際に参列した人の感想は?
この問いも否定的な意見が多い・・・? かと思いきや、そうでもない人もいるようです。
「参列しなければよかった」という意見もある中、
「離婚をするとその話題に触れていいのか気を遣うけれど、離婚式をすることでこれからも前向きに生きていきます。という意思表示だったのかなと思います。」
というような感想もあります。
確かに、離婚は公にしないことが多いので、離婚したことを知らずに
「旦那さん(奥さん)は元気?」
なんて聞いてしまい、気まずくなったり、「年賀状で名字が旧姓に戻っていて初めて知った」なんてこともあるようです。
喜ばしいことではないですが、公にしないからこそのトラブルもあるみたいですね。
そういう気まずさを周りに感じさせないよう、「離婚式」という形で示す方法もあるのかもしれません。
補足
最後に、離婚式について私個人の意見を少し。
離婚式はめでたいことではないですが、利用者や予約者が増えているのは事実です。
「離婚式」という催しはまだ広がりつつある話です。
今は否定的な意見が多いですが、
離婚式=悪い物という認識で落ち着くのにはまだ早いのではないかと思います。
今の離婚式の内容はこの先、時の流れの中で変わっていくかもしれません。
離婚を否定的に取らないよう、前向きな気持ちを伝えたい。
それを伝えるには「離婚式に参加した人が離婚式は嫌なものだったと感じないこと」が重要なのではないかと思います。
「楽しい!」とまではいかなくても、「良かったな」と思える離婚式が増えれば、離婚式に対する意識も変わってくるのではないでしょうか。
離婚式の内容や参加者の声まとめ
いろいろ書いてみましたが離婚式では服装はラフでも大丈夫ですが、目立ちすぎない。
ご終儀の相場は3,000~5,000円ということでした。
また、離婚式の費用は行う場所や会場によって変わるそうです。
離婚式への参加は、否定的な意見が多いようで、参列者は少ないみたいですね。
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