日本人がクリスマスにケンタッキーを食べるのはなぜ?理由や歴史について調査

クリスマスチキン

 

「ク~リスマスが今年もや~ってくる~」

このケンタッキーのCMが流れるようになって、「もうクリスマスの時期か〜」と実感する方も多いのではないでしょうか?

日本ではクリスマスと言えばケンタッキーを食べるみたいな習慣が結構根付いて、最近では他のファーストフード店やコンビニも便乗してクリスマスにフライドチキンを推すようになってきています。

でも、これご存知の方も多いかと思いますが、クリスマスの本場の欧米のほうからするととても奇妙な光景らしいです・・・

まぁ、よくよく考えればある店のファーストフードを年に一回みんなが買いに求めるって確かにおかしいことのような気もしますね。

なぜ、日本人はクリスマスにケンタッキーを食べるようになったのでしょうか?

今回はクリスマスとケンタッキーの関連についてご紹介したいと思います。

最後にはケンタッキーのクリスマスでの驚くべき売上についてまで解説しますので、どうか最後までご覧ください!

欧米と日本の違い

アメリカのメディアをはじめとして日本でクリスマスにケンタッキーを食べることが話題になったのはつい数年前のこと、youtubeなどでもそれに疑問を持つ外国人がレビューを上げたりもしています。

では、そもそも海外ではクリスマスと言えば何を食べるかご存知でしょうか?

ご存知の方も多いかと思います、そう七面鳥ですね。ターキーなんて呼ばれたりもします。

特に七面鳥の中に詰め物をして丸焼きにしたものが、特にクリスマスのごちそうとされているみたいです。

一度食べてみたいですね笑

しかし、残念ながら七面鳥の丸焼きを食べることのできるお店は例え東京都内であってもなかなか無いみたいです。

なぜ日本と欧米で異なるのか

では、なぜ日本では欧米と異なりクリスマスに七面鳥を食べないのか、理由は大きくこの3つに分けられると思います。

  • そもそも七面鳥が手に入らないから
  • 丸焼きを食べる文化がないから
  • 調理環境が異なるから

手に入らないというのが大きな理由かと思いますが、日本人が動物の丸焼きを食べないというのと、丸焼きができるようなオーブンのある家庭が一般的でないというのも理由として上げられるかと思います。

ケンタッキーをクリスマスに食べるようになったわけ

なぜ、そんな日本で七面鳥ではなくケンタッキーを食べるようになったか、理由はケンタッキー社の販売戦略にあります。

1970年代にケンタッキーが日本にやってきたとき今とは異なりフライドチキンは西洋からやってきた今風の食べ物として紹介されていました。

家庭でのちょっとしたパーティーや特別な日に食べるものとして普及していったみたいです。そして、日本でクリスマスにケーキを買い、ツリーを飾り付けるなどクリスマスを楽しむのが一般的になったのもちょうどこの頃。

一般的でない七面鳥に代わって流行しつつあったフライドチキンをクリスマスという特別な日に食べる・・・ケンタッキーのこういった広告の効果もあって、今では他のコンビニなんかでも便乗してクリスマスフライドチキンを販売するような流れになったようです。

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クリスマスでのケンタッキーの売上

以上のようなことからケンタッキー社がクリスマスにかける思いというのはとても大きなものになっています。

特に最近では他のところもフライドチキンをクリスマスに売っていますのでCM、チラシなどの広告費は多額なものになっています。そこまでして、クリスマスにどれくらいの売上を出しているのか、調べてみました。

流通ニュース(日本KFC/3月期は売上高4.2%増、営業利益3倍)によると、2015年度のケンタッキー全店舗年間売上は約680億円とのことでした。

1年間が365日であることを考えると大体1日に2億円よりすこし少ないくらいを売り上げていることになります。対して、2015年のクリスマス周辺の3日間での売上は

約55億円だそうです。KFC HOLDINGS JAPAN

1日当たりに換算すると18億円と通常時のなんと10倍の売上!3日で1月分とほぼ同じ量を売り上げるというとんでもない数値になっているのがわかります!

前に、友人がケンタッキーでバイトをしていたとき

「クリスマスの1時間で出るチキンと普通の日の1日で出るチキンの量が大体一緒。」

と言っていてさすがに盛りすぎと思っていたのですが、そのくらいであっていそうです。

なぜ、クリスマスにあそこまで広告費をかけるのか考えたときこれだけの売り上げがあるのなら理由として十分かもしれませんね。

まとめ

以上、日本人がクリスマスにケンタッキーを食べるのはなぜか、理由や歴史についてでした。

こんな理由で日本ではクリスマスといえばケンタッキーフライドチキンというのが当たり前になったようです。

やはり、骨付きのチキンをがっつり食べるというのはちょっとしたごちそう感もありますし、正月の家族での集まりなんかにもよく食べられているみたいです。

気になった方はクリスマスから年末年始にかけて是非一度は食べてみてください!

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