子供がウイルス性胃腸炎に!出席停止期間と外出や登園・登校日について

 

自分の子供が、ウイルス性胃腸炎にかかってしまった。

その場合、学校や幼稚園・保育園をお休みしなければなりません。

学校や幼稚園・保育園では、ウイルス性胃腸炎の場合、出席停止期間はあるのでしょうか?

もし子供が登校・登園ができないのであれば、その家族もお父さんかお母さんか仕事をお休みしてお子さんを看病しなければなりません。

仕事を休む目安を知っておくためにも、子供がウイルス性胃腸炎にかかった時の出席停止期間や、登園・登校日について説明していきます。

ウイルス性胃腸炎には、外出禁止期間や出席停止期間があるかないか以下の記事にのせています。

また最後には子供が感染した場合、周りの家族もうつらないようにするための方法ものせているので、最後までお付き合いください。

 

ウイルス性胃腸炎

ウイルス性胃腸炎とは、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどのウイルスの感染によっておこる病気です。

主に子供や高齢者がかかりやすいのですが、もちろん大人の方でもだれでもかかる可能性があります。

しかも毎年流行の型が少しずつ変化するので、一度かかった方でも注意しないと何度でもかかってしまうこともあります。

 

ウイルス性胃腸炎の症状

毎年冬になると流行するウイルス性胃腸炎は、一昔前までは「お腹の風邪」「胃腸風邪」といわれていたものです。

主な症状は、

  • 下痢
  • 嘔吐
  • 発熱

などです。

症状の出方には個人差がありますが、基本的に免疫力の弱い乳幼児や子供、ご年配の方は症状が重い傾向にあります。

特に特効薬はないのですが、病院にかかったら症状に合わせて整腸剤や解熱剤などが処方されます。

とにかくウイルス性胃腸炎は、ウイルスを早く体外に排出することが大切です。

そのため下痢止めを飲んでしまうと、ウイルスを体内に留めてしまい、かえって回復が遅れる場合があります。

医師や薬剤師の指示に従って、水分をこまめに取り、外出を控え自宅で安静にしていることが大切です。

 

ウイルス性胃腸炎の流行時期

 

ウイルス性胃腸炎の流行時期は、10月から2月頃がピークです。

これからのシーズンもまだまだ気を付けなければなりませんね。

なるべくウイルス性胃腸炎の流行時期には、人混みの多い場所への外出は控えるようにしましょう。

しかし子供はこの時期でも学校や幼稚園・保育園へ通っていて、集団生活を送っているので、どうしてもかかりやすくなります。

ウイルス性胃腸炎の流行時期には、子供も集団での場所や外出時には、各自マスクを着用して予防することが大切です。

 

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学校や幼稚園・保育園の出席停止期間

出席停止期間を設ける理由は、学校や幼稚園・保育園でのまん延防止対策のため行われています。

出席停止期間は、外出はもちろん登園・登校も禁止になります。

ウイルス性胃腸炎、すなわちノロウイルスやロタウイルスの場合、法律(学校保健法)では出席停止期間は定められてはいません。

ただし学校や幼稚園・保育園等で独自で出席停止期間を設けているところもあるので、発症したらすぐに連絡を取るようにしてください。

そして、担任の先生や学校・幼稚園・保育園の判断を聞き、出席停止期間や登園・登校日を確認しましょう。

 

登園・登校日

 

嘔吐や下痢の症状が治まるのは、個人差が大きいですが、最低でも通常の食事が取れるようになるまでは外出や登園・登校は控えるようにしましょう。

通常は、2~5日くらいで嘔吐・下痢症状が治まります。

嘔吐が治まったら、おかゆなどの消化の良い食べ物から試してみて、徐々に身体を慣れさせていき、通常食に戻していきます。

通常では、2〜3日後にはおかゆから普通のご飯が食べられるようになります。(個人差があります。)

回復が早い子供では、3日後ぐらいで通常食に戻ります。

通常食に戻ったら登園・登校は可能ですが、子供の体調を考えたうえでプラス1、2日は自宅で様子をみてから登園・登校日を決めることをお勧めします。

したがって、体調面を考えると4~5日間ぐらいは登園・登校を控え、自宅で安静にさせてあげた方が安心です。

学校では医師の許可証は必要ないところが多いですが、幼稚園や保育園などでは必要な場合がありますので確認を取っておきましょう。

学校や幼稚園・保育園、医師と相談して、子供のことを第一に考え登園・登校日を決めましょう。

登園・登校の実例

子供がウイルス性胃腸炎にかかってしまった場合、登園・登校日はどのように決めているのか気になります。

ネットなどで実際に自分の子供がウイルス性胃腸炎にかかってしまった人の体験談を見てみました。

嘔吐の症状があってすぐに病院で診てもらい、その後5日後に症状が治まったので再び病院を受診して、許可書を書いてもらいました。
ちょうどまるまる1週間お休みして主治医に書いてもらった許可書を幼稚園に提出し、登園することができました。

 

小学生の娘は学校から帰ってきてお腹が痛いと言い出したので、夕方小児科を受診しました。
主治医の診断は、ウイルス性胃腸炎だったのですが、嘔吐はなく下痢の症状だけでしたので3日間だけ学校をお休みしました。

 

このようにウイルス性胃腸炎の症状は、個人差がありますが、年齢が小さい子供さんの方がより重症になるケースが多いようです。

子供も年齢を重ねるごとにだんだんと免疫力がついてきて、強くなっていくのですね。

 

注意するべきこと

 

ウイルス性胃腸炎に感染しないためには、周りの家族も気を付けなければなりません。

ウイルス性胃腸炎の潜伏期間は、12時間から48時間なので、感染して1~2日後には症状が現れます。

潜伏期間中でも飛沫感染でうつることもありますが、まれです。

症状が出てからは、周りの家族も要注意です。

ウイルス性胃腸炎の原因菌のノロウイルスやロタウイルスは、経口・接触・飛沫感染によりうつります。

よってもし子供が感染した場合、家族もマスクを着用し、手洗いを徹底しましょう。

嘔吐物の処理の場合、マスクと手袋を必ず着用し、最後に熱湯か塩素系漂白剤でふき取ってください。

万が一外出先で嘔吐などをした場合は、店員さんに伝えマスクや手袋、塩素系漂白剤などを借りてくださいね。

ノロウイルスやロタウイルスには、アルコール消毒は効果がないのでご注意ください。

特にトイレは菌が多くいる可能性が高いので、便座や床を塩素系漂白剤をしみこませた布で拭くことをお勧めします。

便からは約1ヶ月間はウイルスが検出されますので、注意が必要です。

 

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まとめ

ウイルス性胃腸炎は、嘔吐や下痢、発熱の症状が出ます。

通常は、2~5日くらいで嘔吐・下痢症状が治まりますが、小さい子供ほど重症になることが多いです。

普通に食事が取れるようになったら、外出や登園・登校は可能ですが、子供の体調を考えたうえで登園・登校日を決めることをお勧めします。

子供がウイルス性胃腸炎にかかった人を調べて見た結果、小学生では3日間前後のお休みが多かったです。

幼稚園・保育園生では3日~7日間のお休みが多くとても個人差が大きいですが、重症度にもよるので、ケースバイケースです。

また幼稚園や保育園では主治医の許可証がないと登園ができないことがありますので、あらかじめ確認をしておきましょう。

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