最近では、お店や商売をしていない一般家庭でも玄関やトイレなどに「盛り塩」を置いている家を見かけますね。
あまり深い意味を考えずに置いているケースも少なくないようです。
実際、風水ブームの時は風水関係の雑誌や書籍が本屋さんでもたくさん並んでいましたね。
そんな風水とも関係のある「盛り塩」はどんな効果や意味があるのか調べてみました。
記事の後半では、間違った「盛り塩」の置き方で逆効果にならないための注意点も紹介していきますので、最後までお付き合いください。
「盛り塩」を置く由来は?
まず「盛り塩」をするようになった由来・意味についてひも解いていきたいと思います。
それは昔、中国の始皇帝が後宮にいる女性たちを訪ねるのに牛車に乗って女性のもとを訪れたそうです。
毎晩どの女性の場所を訪れるか選びきれずにいたので、牛が止まった家に住む女性を訪問し、その女性の家を晩の宿にしていたと伝えられています。
そのため賢い女性は、自宅の家の前に牛の好きな塩を置き、牛車が止まってくれるように工夫をしていたそうです。
その習わしが変化を遂げて、現代では牛ではなく人を招いたり商売繁盛を願って、玄関や店先に「盛り塩」を置く習慣となって伝わりました。
盛り塩を置く意味は?
盛り塩を置く意味は大きく分けて2つあります。
- 特にお店などで客や人寄せのために縁起を担いで「盛り塩」を置く。
- 神事・仏事、葬送儀礼などお清めのために「盛り塩」を置く。
(上記に記した【「盛り塩」を置く由来は?】からきている。)
(塩には、清浄や魔除け・厄除けの力があると信じられている。)
「盛り塩」の置き方
昔は、リビングや寝室・子供部屋などの部屋に置く場合「盛り塩」を四隅に1つずつ置くと最も効果が得られると伝えられていました。
四隅に置く意味は、結界と言って霊的に守られる良い場所を作り出すことができるという考えからです。
しかし現在では、一般的な広さの一戸建てやマンションの場合、綺麗に掃除をしたリビングの棚に「盛り塩」を1つ置くだけで十分な効果が期待できます。
「盛り塩」の効果
昔から葬儀に出席した後は、玄関先で塩をまき、自分にも塩をかけてから玄関に入る習慣があります。
このことからもわかるように塩には陰のパワーを浄化させてくれる力があるのです。
また「盛り塩」には陰のパワーを吸収してくれて、邪気払いや厄払い・魔除けの効果があるとも言われています。
「盛り塩」を置いてはいけない場所は?
盛り塩を置いてはいけない場所は
- 玄関や玄関先
- トイレ
などです。
そこで、下記で1つずつなぜ置いてはいけないかを見ていきます。
玄関や玄関先
「盛り塩」を置くのに良い場所と思われている玄関や玄関先は、一般家庭では逆効果になる恐れがあります。
一般家庭の玄関に「盛り塩」を置くと、招かるざる客である霊までも引き寄せ、家の中に招いてしまうので基本的には置かない方が良いでしょう。
玄関を清めたい場合は、バケツに塩を溶かした水を用意し、こまめに玄関や玄関先をぞうきんで拭き掃除すると効果が得られます。
トイレ
トイレや台所・風呂場などの水回りは基本的に陰のパワーが集まりやすい場所なので、「盛り塩」をすると逆に運気がダウンしてしまいます。
特にトイレは排泄物を流すため陰のパワーが多く集まるので「盛り塩」をするのには決して良い場所とは言えません。
「盛り塩」はトイレの中の多すぎる陰のパワーを浄化しきれずに、逆に溜め込んでしまい、さらにはトイレ以外からも悪いエネルギーを引き寄せます。
トイレに「盛り塩」をすると浄化されるどころか、より陰のエネルギーが集まり悪い場所になるので逆効果です。
トイレを清めたい場合は、毎日綺麗にトイレ掃除をすることがとても効果が高く、お清めにもなります。
トイレがいつも清潔ですと気持ちが良いですし、金運アップにも繋がります。
「盛り塩」の効果が期待できる良い場所は?
盛り塩を置いてはいけない場所はわかりましたが、では効果が期待出来る良い場所はどこでしょうか?
調査してみたところ、リビングが良いということになりました。
リビングは家族みんなが集まる場所なので、家族全員の邪気払いをしてくれる良い場所といえます。
特にリビングのどこに置くのが良い場所かという明確な決まりはないです。
現代の普通の広さの住宅では、わざわざ四つ角に1つずつ「盛り塩」を置く必要もありません。
綺麗に掃除をした棚などに目立たないようにそっと1つ置くだけで十分です。
家族の絆が深まり、喧嘩が減って仲良く穏やかに過ごせるようになると思います。
またリビングに神棚がある場合は、神棚が「盛り塩」を置くのに一番良い場所なので、さらに効果が現れるでしょう。
大人の目線よりも上に神棚を設置することが、神様にとっても意味のある良い場所なのでおすすめします。
補足
「盛り塩」は必ず、定期的に交換をすることが大切になってきます。
「盛り塩」には陰のエネルギーを吸収してくれる役割や意味もあるので、放置しておくと溜め込んだ陰のエネルギーが再放出されてしまい、逆効果です。
気にされる方は毎日交換されていますが、最低でも1ヶ月に1、2度のペースで交換してくださいね。
捨てる際には、陰のエネルギーが放出されないよう流し台やトイレなどの水回りには流さずに、できれば白い紙に包んで普通ゴミとして処分します。
また陰のエネルギーを吸い取ってくれた「盛り塩」を食べることは、それこそ逆効果になり、衛生面でも良くないので避けてください。
まとめ
本来「盛り塩」は、一般家庭ではお清めのために神棚などの神聖な場所に置くのが、一番良い場所とされています。
しかし現在では、神棚を置いていないご家庭も多いので、きちんと掃除をして綺麗な状態のリビングにある棚などの上に置くのが良い場所でしょう。
玄関やトイレは、逆に陰のエネルギーを引き寄せてしまう可能性があり、逆効果になるので避けてください。
「盛り塩」をした場合は、最低でも1ヶ月に1、2回は必ず交換して、清潔に保つようにしましょう。
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