ふと空を眺めていて流れ星や流星群が見られたら、とても幸せな気分になれますね。
春の流星群として有名なみずがめ座流星群は、今年2020年も比較的きれいに見られる年といわれています。
これから2020年のみずがめ座流星群のピークがいつか?また見えやすい方角なども紹介していきたいと思います。
みずがめ座流星群とは?
みずがめ座に放射点を持つ流星群のことです。
みずがめ座は、わし座・はくちょう座・こと座を結んだ夏の大三角形の西側にあります。
その夏の大三角形の西側にあるみずがめ座付近が、みずがめ座流星群の輻射点です。
みずがめ座流星群には、大きく分けて
- 5月5〜6日:「みずがめ座η(イータ)流星群」
- 7月~8月:「みずがめ座δ(デルタ)流星群」
の2つがあります。
下記で時間やピークなどを詳しく見ていきましょう。
みずがめ座η(イータ)流星群
放射点がみずがめ座η(イータ)星の付近にあるため「みずがめ座η(イータ)流星群」と呼ばれている。
有名なハレー彗星が母天体と考えられています。
毎年活動期間は4月後半から5月の初め頃で、最大活動日は5月6日です。
みずがめ座δ(デルタ)流星群
母彗星はマックホルツ彗星です。
流れ星の流れる速度はやや遅めなので、比較的肉眼でも追っかけやすい流星群です。
輻射点が低いので、下から上へ流れる流星もあるくらいです。
他の流星群との一番の違いは「みずがめ座δ(デルタ)北群」「みずがめ座δ(デルタ)南群」「みずがめ座ι(イオタ)北群」「みずがめ座ι(イオタ)南群」が存在していることです。
4つの中でも「みずがめ座δ(デルタ)南群」が一番明るいですが、それでも1時間に10~15個程度なので、それほど派手な流星群ではありません。
2020年みずがめ座流星群の見ごろのピークはいつ?
4月末になると、5月にピークを迎える「みずがめ座η(イータ)流星群」の活動が見え始めます。
2020年は5月5日未明がみずがめ座流星群の見頃。
ですが2020年のその時の月年齢はほぼ満月のため、月明かりが明るく流星群は少々見えにくいです。
ピーク時に天候が気になるようなら、ピークの少し前あたりに観察するのをお勧めします。
一方、「みずがめ座δ(デルタ)流星群」は、北群と南郡に分かれます。
2020年は7月28日が見頃と言われていますが、この日ではなくても前後数日間は流星数が見えると言われています。
より活動が活発なのは、2020年7月28日ですが7月20日頃から見られるので、7月28日前後で天気のいい日を狙って観測しましょう。
みずがめ座流星群が見える方角は?
みずがめ座流星群の方角は、放射点の近くだから見やすいということはありません。
方角は特に決まっていないので、なるべく広い場所から夜空全体を見渡せる場所が良いです。
2020年の5月のみずがめ座流星群は月明りが明るめになっているので、月を背にして月明かりが入らないように観測しましょう。
また7月28日のみずがめ座流星群は月明かりの心配はほぼありませんので、天気の良い日に暗い場所からならどこからでも見られます。
みずがめ座流星群が見えるおすすめスポットは?
都心部の街灯の多いところではなくて、郊外の明かりが少ないところから見ることをお勧めします。
どの方角も見渡せる広い場所を事前に探して、ピークの時間帯の前から暗がりで目を慣らしておきましょう。
ちょうどゴールデンウィークや夏休みの時期がピークと重なるので、みずがめ座流星群を見に少し足を伸ばして旅行に行っても楽しいですね。
- 海岸や海辺の砂浜
- ビルやマンションの屋上
- 郊外の広い公園
- 都心部から離れてしまうが、高原のような広い野原
- 山小屋
まとめ
みずがめ座流星群には、「みずがめ座η(イータ)流星群」と「みずがめ座δ(デルタ)流星群」があります。
η(イータ)とδ(デルタ)は、それぞれ見えるピークや時間帯が違います。
「みずがめ座η(イータ)流星群」は、2020年は5月5日未明から6日の日の出前の時間帯が見ごろのピークです。
「みずがめ座δ(デルタ)流星群」は、2020年7月28日が一番のピークの極大となりますが、前後数日間でも観測出来ます。
また、月の影響をほぼ受けることがないので、とても観測しやすいと言えるでしょう。
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