6月の赤みがかった満月のことを、「ストロベリームーン」ということもあるとか。
月が赤いときは、本当に真っ赤赤というよりオレンジ色に近いやさしい色合いなので、「オレンジムーンでもいいんじゃない?」と言われそう。
でも、6月の満月はオレンジムーンではなく「ストロベリームーン」
なぜストロベリームーンというのでしょう。どんな意味があるのでしょうか。
なぜ月が赤いかについても調査してみました。
ストロベリームーンの名付け親はネイティブアメリカン
ネイティブアメリカンは毎月現れる満月に、季節の移ろいを表す名前を付けたそうです。
6月は「ストロベリームーン」。
なぜかというと、6月はアメリカでは苺の収穫期でちょうどその時の満月は赤みがかっているから。
どんな意味があるのかというと、赤い物つながりが濃厚です。
もともとは、もちろん英語「ストロベリームーン」ではなく、現地語ですね。
6月に苺が取れないヨーロッパでもストロベリームーン?
ヨーロッパでは6月は苺の収穫期ではありません。
苺が6月に取れないヨーロッパでも「ストロベリームーン」は広まったか?というと、ヨーロッパではバラの季節なので「ローズムーン」。
赤い物つながりで、やっぱり赤いものが連想されるようです。
日本の苺の収穫期は5月。
日本でも、6月はやっぱり苺の収穫期じゃないけれど、なぜかそのまま6月の満月を「ストロベリームーン」ということを、アメリカから取り入れたよう。
ヨーロッパと同じように6月は日本ではバラが咲き乱れる季節だし、ロマンチックだから「ローズムーン」がぴったりなのに、なぜか「ストロベリームーン」のようです。
ストロベリームーンはなぜ赤い?
地球を真ん中にして、太陽と月が両側にあるときが満月。
夏は、太陽の位置が高くなり、月の位置が低くなります。
虹は七色。
光も七色でできていて、この七色が揃っていると白く見えます。
空気の層を通って伝わってくるうちにどんどん光が吸収されて、最後に残るのが赤色。
一年のうち昼間が最も長い夏至のころ、太陽が一番高くなり、月はものすごく低めに上がります。
太陽と月が一番離れるから、届く色が赤い色だけになって赤い月に。
夏至は6月22日ごろなので、6月は赤い満月が見られます。
ストロベリームーンがなぜ赤いかというと、夏至のころの6月の満月だからですね。
ストロベリームーンにはどんな意味があるの?
ストロベリームーンはどういう意味を持つかというと、6月の赤い満月という意味。
アメリカでは苺の収穫期だよという意味にもなりますが、6月に苺が取れない日本からすると
「なぜ苺?」
「なんだかファンシーで可愛い、赤いものつながりかな?」
といった意味あいに。
ストロベリームーンそのものの意味ではなくて、ストロベリームーンを見ると「幸せになれる」「好きな人と見ると結ばれる」と言うジンクスのほうが意味を持ちます。
「ストロベリームーン」には、「恋をかなえてくれる月」という別名も!
ぜひ、好きな人といっしょに見たいですね!
結局、赤い満月「ストロベリームーン」に意味があるというより、赤い満月「ストロベリームーン」を見ることの方に意味があるのかも。
ストロベリームーンはどこで見られるの?一日だけ?
ストロベリームーンは、6月の赤い満月のこと。
全く欠けていない満月でなくても、ほぼ満月に見える前後数日には赤い(ほぼ)満月が見られます。
月なので、北半球にいればどこでもストロベリームーンを見ることが!
でも、「恋をかなえる月」に願いを託すのなら、できれば一番パワーがあるといわれている満月の日その日に見たい!
また、赤い満月が見られるのは、ストロベリームーンの6月だけではありません。
4月の満月も、ネイティブアメリカンは「ピンクムーン」と名付けています。
夏場、月が地平線に近いときは赤い満月が見えやすくなります。
2017年のストロベリームーンと2018年はいつ?
2017年のストロベリームーンは6月9日夏至は2017年6月21日。
2018年のストロベリームーンは6月28日夏至は2018年6月21日。
2017年は残念ながら夏至とストロベリームーンに少し間が空いています。
これが、2018年になると、その差は1週間!鮮やかで大きな赤い満月が期待できますね。
でも、ストロベリームーンが2017年は、夏至と離れているから見ても意味がない、2018年にこそ見るのに意味がある、と決めてしまうのはまだ早い。
月は大きくて肉眼でもはっきりと見える天体です。
それでも、その日のお天気次第で、思うように見られないこともあれば、予想以上にすっきりと美しいことも。
赤い満月が期待以上か、そうでないかは見てのお楽しみ!
2017年6月にも、2018年6月にも、赤いストロベリームーンを好きな人と一緒に見て、幸せを託してみませんか。
まとめ
夏至に近い6月の満月は大きく赤く見え、アメリカでは6月は苺の収穫期なので、ネイティブアメリカンは6月の赤い満月を「ストロベリームーン」と名付けました。
なぜストロベリームーンが赤いかというと、月と太陽が一番離れる夏至に近い満月だから。
月と太陽の距離が開くと赤い色だけが残るから。
でも、その意味を小さな子供にわかるように伝えるのはちょっと難しいですね。
6月の赤い満月「ストロベリームーン」は「恋をかなえてくれる月」ともいわれています。
ストロベリームーンそのものの意味することよりも、ストロベリームーンを見ると、幸せになれる、好きな人と一緒に見ると結ばれるいわれているジンクスのほうに意味があるのかも。
2017年は6月9日、2018年は6月28日にストロベリームーンが見られます。
好きな人と赤い満月・ストロベリームーンを見て、恋をかなえましょう。
いいねー、すっごいロマンチック!
でも、私の好きな人は、二次元に(ゴニョゴニョ···
ま、まあがんばりますか!