日本料理には欠かすことのできない、鰹節!
出汁をとるのにはもちろん、粉物料理のトッピングにもよく使われますよね。
おにぎりの定番の具に「おかか」がありますが、鰹節とおかかの違いって何なんでしょうか?
また削り節や花かつおとも呼ばれることもありますが、それらとの違いも気になります。
この記事では、鰹節とおかかの違いや、削り節や花かつおとの比較を紹介していきます!
鰹節とおかかの違いは何?
鰹節とおかかは一体なにが違うんでしょうか?
結論から言うと、この2つに明確な違いはありません!
もともとは鰹節と呼んでいたものを、次第におかかとも呼ぶようになったのだそう。
「おかか」はふりかけやおにぎりの具として主に使われる言葉で、それ以外では鰹節と呼ぶことが多いですね。
鰹節とは
鰹節は、カツオの肉を加熱し、乾燥させてから薄く削ったもの!
おかかと明確な違いはないものの、鰹節と言えば出汁によく使われるイメージですね。
鰹節の種類は2種類あり、焙乾とあん蒸を繰り返すことにより水分を26%以下にまで乾燥させた「荒節(あらぶし)」と、荒節にかび付けを行った「枯節(かれぶし)」があります。
枯節のほうが製造工程が多いこともあり高値で、かびの作用により香りが上品になり、口当たりがまろやかになるそうです。
おかかとは
おかかは鰹節と明確な違いの定義はありませんが、鰹節に調味料などで味付けしたものをおかかとしている場合が多いようです。
「おかか」と呼ばれるようになった由来はいくつか説があります。
その中でも、天皇の宮中に住む女官が鰹節を「かか」と呼んでおり、それに接頭語の「お」が付いて「おかか」となった結果、広く一般にも使われるようになったという説が濃厚だそうです。
おにぎりやふりかけの具として、昔から日本人になじみのあるおかかですが、その名前の由来は知っている人のほうが少ないかもしれませんね。
削り節や花かつおとの違いは何?
鰹節のことを削り節や花かつおと呼ぶこともありますが、それらとは何が違うんでしょうか?
削り節は、鰹節を削ったもののことで、かつお以外を原料とするものにも使われます。
かつては鰹節と呼び流通していたものの、かつお以外を原料とするものまで混じっていたことから、商品としての誤解を避けるために「削り節」と呼ぶことになったのだそう。
また花かつおと記載された商品がありますが、これはかつおの荒節(カビを付けていない鰹節)のみを削ったもののことで、薄く大きめに削られています。
製造の工程が少ないのでお求めやすい価格で、特に大阪や西日本を中心に使用されています。
まとめ
以上、鰹節とおかかの違いや、削り節や花かつおとの比較を紹介しました!
鰹節とおかかは、呼び方が違うだけで明確な違いはありません!
なんとなく筆者の中には佃煮など味付けされたものがおかかというイメージがありましたが、そういうわけではないようですね。
また削り節はかつおやかつお以外の原料を削ったものの総称で、花かつおはかつおの荒節を削ったもののことだそう。
私たちに馴染みのある鰹節ですが、馴染みがありすぎて意外と詳しく知らないものだなぁと筆者も勉強になりました。
おにぎりの具でおなじみのおかかですが、ピンスポではおにぎりとおむすびの違いについても紹介しています!
わかりやすいです。
わかりやすいですねー♪。