カルチャーショックという言葉は耳に馴染みがあると思いますが、土地や民族などによる特有のものや習慣には驚くものが多々あります。
もちろんそれは外国人から見た日本でも同じことで、日本だけのものや習慣に驚くことも多いでしょう。
今回はそんな外国人から見た意外な、日本独自のものをご紹介します。
日本独自のもの
敷き布団
日本でもベッドはかなり普及していますが、いまだに敷き布団を使って寝ている方は多いはず。私もそうです。
この敷き布団は外国人からすると通気性が悪く、洗濯することが少ないため不衛生だということで、今現在も日本で使い続けられているのが不思議なようです。
住所
え?となりそうですが、日本ほど詳しい住所が存在するというのも珍しく、外国では「○○通りのこんな感じの家」といった伝え方が多いです。
これは外国ではどんな道路にも必ず名前が付いていることによる習慣なので、逆に大通りくらいにしか名前がない日本は、外国人からすると不便に感じるそうです。
路上の自動販売機
これはたいそう有名な日本独自のものですね。
安全神話崩壊が騒がれる日本ですが、まだまだ海外に比較すれば安全であることの証明でもあります。
自動販売機の使用に慣れることが、日本への慣れの証拠とする外国人もいるそうです。
似たもので野菜などの無人販売所もあります。
ピースサイン
写真を撮る際などに大活躍するピースサインですが、堂々と使うのは日本だけです。
もともとピースサインは百年戦争でイングランド軍がフランス軍へ「挑発」する意味で使われたとされ、外国人からすると軽々しく使う日本人には驚くそうです。
さらに言えば手の甲を見せるピースサイン、いわゆる「裏ピース」は更に強い挑発の意味を持ちますので注意が必要です。
ちょっと話題がずれるのですが、以前ドイツ人から送ってもらった写真で、そのドイツ人は親指を立てたポーズをとっていました。
日本人でもやりますし、実に欧米らしいポーズだなあと思っていたのですが、これはイスラム圏では「侮辱」の意味を持ちますので、ポーズ一つにも注意が必要です。
パチンコ
ギャンブルというジャンルであれば外国にもカジノがありますが、パチンコは既に日本だけのものとなりつつあります。
海外にあるパチンコ店は「日本人のためにある」といわれるほど、日本人はパチンコ好きと思われています。
日本独自の習慣
お辞儀
日本では礼儀の初歩の一歩前くらいの習慣であるお辞儀。
しかし外国人にしてみれば「挨拶や感謝は相手の目を見てするもの」という考えがあるため、会釈程度ならまだしも腰を折り曲げてのお辞儀は不思議に思うそうです。
お年玉
新年が明けることは確かにおめでたいことだけど、それとお金を渡すことに何の関係があるのか、ということに外国人は疑問を持つそうです。
まあ日本人も「古くから続く習慣だから」って感じで渡していることが多いでしょう。
海草を食べる
島国である日本は海に囲まれているため、昔から海草を食べ続けていますし、栄養も豊富です。
しかし外国人からすれば微妙な食感の海草を好んで食べる習慣には驚くそうです。
この習慣が功を奏してか、日本人だけが海苔を消化できる体のつくりとなっています。
海苔の消化については、下記の記事の中でもう少し詳しく説明しています。
電車で寝る
自動販売機と同じく、こちらも日本の治安の良さによるものです。
海外では「深夜の電車には一人で乗ってはいけない」と言われることもあってか、日本人が無防備に寝ている姿には外国人も驚愕です。
まさしく日本だけの特権(?)でしょう。
麺類をすする
「スパゲティは音を立てずに食べる」
よく言われる食事マナーですが、日本の習慣でついつい麺類はすすってしまいがち。
麺類をすする音は外国人にすれば「鼻をかんでいる音」に聞こえ、すすって食べる=鼻水を…うへー気持ち悪い。
ちなみに日本のビールのCMなんかでは喉をゴクゴク鳴らして飲み、最後に「プハー!」と来るわけですが、これも外国人が驚く種。
「食事は音を立てない」が基本的なマナーとなっていて、ビールの本場ドイツでも喉を鳴らすのは猫ぐらいなものです。
信号を守る
当たり前というか、守らなければ日本では犯罪なわけですが、海外では「車が来ていなければ信号を守らなくてもいい」場合が多く、昼ならともかく車がまったくいない深夜でも信号を律儀に守る日本人には驚くそうです。
治安の悪いところだと赤信号で待ってる間に強盗に遭う危険性もあるため、これも治安さまさまの習慣でしょうか。
また、車がクラクションを滅多に鳴らさないことにも驚くそうですが、こちらは鳴ったほうが驚くと思うんです。音で。
外国人が驚く日本だけのもの、習慣まとめ
世界の中心なんてものはどこにもないので、絶対の習慣などはありません。
日本だけのものを世界基準と思わずに、日本特有のものであることを受け入れて海外に対応することが外国人との良い関係を築く近道になるでしょう。
中には驚くような違いもあるでしょうが、それは後々の笑い話にでもすればいいでしょう。
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