食用の重曹は健康に良いか悪いかと体への影響と害について紹介

 

ハートマンといえば軍曹ですが、お掃除のお供といえば重曹です。

軍曹が新兵を落とす中、重曹は汚れを落としてくれます。

しかし重曹といえば料理でしばしば活躍を見せることがあります。

お掃除に使う洗剤を食べたら体に悪いけど、食用の重曹なら食べても害はないのか。

むしろ体に良い影響を与えるのかどうか、今回はこちらをご紹介いたします。

料理にお掃除に使える重曹について、花嫁修業に知っておいて損はないですよ。

重曹とは

 

小麦粉は小麦の粉ですが、重曹は重たい軍曹ではありません。

化学式NaHCO3で表される炭酸水素ナトリウムは、別名に重炭酸ナトリウムや重炭酸ソーダ、そして重曹があります。

 

食用以外の重曹

今回は食用の重曹について紹介いたしますが、重曹は食用の他にも

  • 消化剤
  • 中和剤
  • ph調整剤
  • 洗浄剤
  • 脱臭剤

などなど使い方がたくさんあります。

 

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食用の重曹は体に良い影響を与えるか

 

今まで活性炭水やらグレープシードオイルやら体に良い影響があると噂されるものを紹介してまいりました。

活性炭水は美容やダイエット効果あり?飲み方や口コミまとめ

グレープシードオイルとは?使い方や美容効果と効能について

では食用の重曹は体に良い影響を与えるのでしょうか。

今回は水100mlに対して食用の重曹1gを混ぜた重曹水を例に

  • 疲れ解消効果
  • 胃腸改善効果
  • 便秘改善効果

これらについてご紹介いたします。

ちなみに重曹水にクエン酸(酢やレモン)を混ぜると炭酸水になります。

また、食用の重曹は少ししょっぱい味がするのでハチミツなどでお好みの味に整えると飲みやすくなります。

 

食用重曹による疲れ解消効果

人が疲れを感じるとき、体内には水素イオンが溜まっています。

通常であれば酸素と結びついて水になり、汗や尿となって排出されますが、運動不足や老化などで新陳代謝が悪くなると体内に水素イオンが残ってしまい疲れの原因となります。

重曹水はこの残った水素イオンを排出する手助けをしてくれ、疲れの解消に効果があるとされます。

 

食用重曹による胃腸改善効果

ストレス社会と言われる昨今、ストレスを溜めないことは難しいでしょう。

しかしストレスの溜めすぎなどが原因で、胃の粘液の分泌が減って胃酸が胃壁に直接触れてしまう胃酸過多が起こります。

重曹水は強力な胃酸を中和することができ、こうした胃酸過多などによる胃のむかつきや胸焼けに効果を発揮します。

かつては重曹が胃薬として扱われていたのもこうした理由からです。

 

食用重曹による便秘改善効果

重曹水が胃に到達すると体内の酸と反応して炭酸ガスを発生させます。

ガスが発生すると胃が膨れ、すると食べ物が入ってきたと胃が錯覚して大腸を動かす指令を出します。

こうして胃腸の動きを活発にすることで、便秘改善の効果が見込めます。

また、胃を膨らませることで少々の空腹を誤魔化すことができるので、ダイエット中の方にも重曹水はおすすめです。

食用の重曹は体に悪い影響を与えないのか

 

ここまで太鼓持ちの如く食用重曹を持ち上げてきましたが、体に良い影響もあれば体に悪い影響、つまりは害もあるのではないかと疑いたくなるのが人ってものです。

食用重曹で受ける害といえば

  • 塩分過多
  • アルカローシス

この2つが挙げられます。

 

食用重曹による塩分過多

食用の重曹は少ししょっぱい味がすると紹介しましたが、化学式にもあるように重曹にはナトリウムが含まれます。

このナトリウムは平たく言えば「塩」のことで、塩分過多が体にとって害となることは有名どころの話ではないでしょう。

 

食用重曹によるアルカローシス

大山のぶ代さんが得意なゲームではありません。それはアルカノイドです。

アルカノイドとはいわゆるブロック崩しですが、食用重曹で気をつける害はアルカローシスです。

重曹は胃酸を中和できると紹介しましたが、酸を中和できるということは重曹はアルカリ性です。

ボディソープのCMで「お肌に優しい弱酸性」というキャッチコピーが使われるように、人の体は弱酸性で保たれています。

そのため弱アルカリ性である重曹を多量に摂取した場合phのバランスが崩れ、皮膚や粘液を傷めてしまう場合があります。

特に赤ちゃんにはこの影響が現れやすく、重曹が原因で肌荒れや腫れを起こす場合があります。

こうしてphがアルカリ性側に傾くことをアルカローシスと言います。

しかしこれ、平たく言うと「重曹の大量摂取」です。

 

重曹の摂取量さえ気をつければ害はない

ここまで挙げた体に悪い影響を与える2つの害ですが、どちらも重曹の摂取量にさえ気をつければ防ぐことができます。

重曹の摂取は1日に多くても5gまでに抑えましょう。

体重1 kgに対して約1.26 gの重曹を摂取することで呼吸器に異常が出るとのデータもありますので、体に良いからといって重曹を大量に摂取するのはやめましょう。

 

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食用重曹は体に良いか、体に悪いかまとめ

お掃除に使えることは有名でも、食用が体に良い影響を与えるとは以外だった重曹。

摂取量にさえ気をつければ害はなく、体内環境を整える強い味方となってくれます。

ところで注意していただきたいのは食用重曹をお掃除に使うことはあっても、お掃除用の重曹を食用にすることはやめておきましょう。

本質は同じもので体に大きな害は与えませんが、用途違いで精製方法が異なるためご注意ください。

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